
天気の良い日。そここに早咲きの桜が咲いています。
そんな鴨川の岸辺にいた「shamisenn player」です。
私がそう言って声をかけたのです。

三味線はどれくらい習っているのかと尋ねると「五か月」だと。
え?!それって5年のきき間違い?
何しろ私の聞き取り能力ですからね。
でも「five months?」と・・・・政治記者クラブの連中がやらない・・・・更問いをしたんですけどね。
それ以前はギターを弾いていたそうです。(後日、彼が私にくれたメールによれば20以上の楽器を演奏できるんだそうです。すごいですねぇ。)

「僕はポートレートフォトグラファーなんだけど、 May I・・・・」と話しかけると「皆まで言うな」とばかりに「OK」が出ました。
日本語はできるかと聞くと「ちょっとだけ。」だと指で表現。
それにしても海外からの人たちとと接してみていつも感心するのが、彼らがどんどん日本語を使うということですね。

コミュニケーションしましょうという姿勢が色濃いですね。むろんそれぞれの個性によって濃淡はありますし、そういう違いがあるのは当然ですよね。
海外にまで出かけてくるということがそもそも積極的なんですから、こうして日本で会うことのできる人は傾向的に交流しやすい人たちなんではないでしょうか。
それを生かさない手はありませんよね。
政治の世界が世界の分断を作るなら市民レベルでは友好を実現していかないとね。
世界は政治家が作るんじゃなくて市民が作る、それが21世紀というものでしょう。そうでありたいなあと思いますね。

それにしても上手に弾くもんだなあ。
ヨーロッパの音楽の仕組みとはずいぶん違うだろうに。
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- 2023/03/29(水) 00:00:03|
- 音楽
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◆4月25日から5月7日まで国立博物館の西隣にある「世界カフェ」で絵の作家さんや写真家さんと一緒に私も作品を展示する予定です。
この「世界カフェ」がとても素敵な思いを実現しているので、そこに参加することにしました。
カフェのネーミングからしてちょっと「え、なんだろ?」ってなるでしょ?!
世界カフェのHPからちょっと引用してみましょう。

◆「『世界の留学生と話せるカフェ』、略称『世界カフェ』は文字通り、これら留学生がお出しする美味しいコーヒーやケーキとともに、お客様がくつろいだ雰囲気の中で留学生との交流を楽しんでいただけるカフェです。」とあります。
ここに来ると二人の留学生がいて、母国の話をしてくれたり、あるいはちょっと英会話の相手をしてくれたりもするんです。英語でも日本語でも構いません。
彼らも日本文化を、日本語を学びたがっています。
営業時間:11:30〜17:30(留学生は17:00まで)
今週の留学生というカレンダーもあり、「現在65カ国170名以上の留学生が登録しています。」とのことです。

◆私自身は、日本語の共通語と日本語のバリエーションである遠州地方語しかできませんが、10年前の経験から、留学生と聞くとつい気持ちが動くのです。
それで「アーティストとお店をつなぐ」というギャラリー「ちいさいおうち」のオーナーの目論見とはややずれがありますけど、その目論見も悪くはないから、ちょっと山の枯れ木にでもなってみようかなと思って参加します。

◆それで以前、下見に行った際に二人の留学生を撮らせてもらったのですが、つい先日、打ち合わせに行ったときにお会いしたエジプトからの留学生にもお願いして写真を撮りました。

もう本当に「頭脳明晰」で感心しました。単に日本語が堪能というのではなくて社会観も成熟していて魅力的でした。日本文化の持つ特性をよく理解し、祖国の文化も日本の文化も相対化して、相互を尊重しながらバランスよく適応しようとする力は素晴らしく思いました。

写真の服は日本でいえば和服の礼装のようなものだということでした。イスラム教の文化だということです。ウエイトレスをしていますからエプロンをつけていたのですが、進んで外してくれました。

私たちがここで展示することがきっかけで留学生と日本の人たちとの交流がますます盛んになるとよいのですが。
よい季節にしますので、皆さんの中でこの時期に京都に来られる方はぜひのぞいてみてください。
歓迎されること間違いありませんよ。

近くには豊臣秀吉を祭神とする豊国神社があります。
例の「国家安康 君臣豊楽」銘で有名な釣り鐘のあるところです。
そして蓮華王院 三十三間堂もすぐ近くです。
- 2023/03/28(火) 00:00:04|
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東大路三条の交差点からほど近いところ、市営地下鉄の東山駅から地上に上がったところに古川町商店街があります。その商店街の一角にJARFO ART SQUAREがあります。
今そのギャラリーでは「ROSTOCKーKYOTO交換交流プロジェクト」の一つとして「ART RAINBOW PROJECT ~OVERLAP~(際きわ)」が開催されていました。

ドイツから来られている
Marike Schreiber/VISUAL ART
Alena Willroth /JEWELLERY
Helge Griem /GRAPHIC/SCULPTURE/PAINTING
Andrea Köster/COMIC/ILLUSTRATION/RISOGRAPHIC
Christian Kabuß/PAINTING
の各作家たちが制作を公開していました(滞在制作期間 3/8~3/18)

ドイツ語はもちろん英語さえ?できない私ですが、やじうま根性を無理やりに掻き立ててお邪魔しました。
ギャラリーでは、今日の写真のChristian Kabußに話を聞かせてもらい(彼は英語が堪能ですから、私にも何かそれらしいことが、少しだけわかります。)そこで「写真を撮らせてください」病を発症していつものようにお願いしましたが、快く受けてもらえました。

チョークなどを使った絵を描かれていますが、魅力的に感じました。
私が話しかけたり写真を撮らせてもらうことで制作が中断することを気にしたように受け止めてくれて「いや、絵から何度も何度も離れて遠くから眺めたり、時々コーヒーを飲んだりおしゃべりして、そういう間を作って改めて絵を見ると閃くんだ。(だから気にするな)」と言ってくれました。いい人です。
それで、今日の写真はChristian Kabußのものです。

ここのギャラリーも先導役の世代交代が模索されています。
今の責任者の石田氏は親しく話してくれますし、次を担うスタッフたちも顔なじみですが、この人たちの熱意がさらに多くの人に伝わって、こういう活動がより広く受け入れられてほしいなあと思います。
- 2023/03/27(月) 00:00:02|
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学生さんかなと思って声をかけたのですが「社会人です。」とのことでした。
あまり進んで表に立つ性格ではないのでと写真に対してはちょっと「どうしようかな。」という感じでしたが、引き受けてくれました。

いつもはずっと下流の七条あたりで練習しているらしいのですが「そこは先客がいて・・・。」とこちらに移動。ずいぶん距離がありますが、ここで吹いても大丈夫かななんて思いながら来てしまう人が案外います。
初めての場所はいろいろな意味で不安ですよね。
周りはどうだっていいさという感性の人もたまにいたりはしますが、大半の人は周囲への音の影響や、いつもはここをどんな人が利用してるんだろうなどと考えるものです。

橋脚の下は音が反射してうまく聞こえるってのもありますが、いい音出してました。
「何年くらい吹いてるんですか?」「一年半くらいかな。」
「エッ?!一年半でこの音?!」
すごいですね。

「まだ一曲を通して『吹けるな』という感じにまでいっている曲はないんですよ。」と謙遜しきり。

暖かくなってきて鴨川べりには楽器演奏を楽しむ人、練習する人が出てくるようになりました。
「暑い時、寒い時には出てこないんですよ。そんなときはカラオケなんかで吹いています。」とこの人も。

でももう大丈夫ですよね。暖かくなりました。
花粉症の人は困っているでしょうが、私の場合は体が緩んでくる感じです。


- 2023/03/26(日) 00:00:04|
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やはり私は女性より男性撮る方が性に合っているのかなあ。
人からも言われますし、時々そう思います。
これまで2000人余りの人を撮ってきて、男性と見える人と女性と見える人の差がどんどん開いてきています。
むろん、撮らせてもらいやすいかどうかということがその差を生む最も大きな要因だと思うのですが、男性と見える人が56%です。
つまり56:44ですので、12%も開きがあるんですね。この活動を始めた最初の4年間くらいは差が4%になるかならないかだったのに。

今まだ女性の撮影人数は1000人に遠く及びません。
今度1年撮っても1000人に達するかどうか、でも男性と見える人の方は1200人を超えるのは今夏でしょう。
まあ、流れに任せるより、何か仕方があるわけではないですが、何があるのかなあなんて考えたりはしますね。

ポートレートと言えばもう被写体は(若い)女性だと思い込んじゃったりしている向きも相当にあるんですが、そういう意識についても分析が必要でしょうが、私の傾向もどんなジェンダー意識が巣食っているか興味深いところです。

さて、失礼なことに撮っているうちに次の用事の予定時刻が迫ってきて、お話の途中で、そっとカードをお渡しして失礼してきてしまいました。

「カードに記載しているメールアドレスにメッセージをいただければ今日撮った写真を添えて返信します。」というくだりを省いてしまったのはやはりちょっとエチケットに欠けたことでしたので心残りです。
ブログやFBに投稿すること、個展やグループ展に出すかもしれないこと(写真集にするかもしれないこと)の確認と一緒にするようにしているんですが、その時の流れでうまくいかないことがたまにあります。後者についてはことに注意して確認しているわけですが。

人を撮る写真の文化をいい方向に育てたいですからね。
- 2023/03/25(土) 00:00:02|
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