関西の写真のプロ集団のグループ展を見に行って少々落胆して帰る途中に久しぶりの顔を見ました。

私が通り過ぎようとすると音楽が流れ、道行く人にどうぞこちらへと招く無言の「振り」が始まりました。
こういう呼吸が路上パフォーマーのうまいところです。大きな声を出したり大げさな動きをすればよいというものではないようです。

ご本人は私を私と認識されたかどうか・・・・、私にも自転車を置いてこちらに来いと手招きしてくれました。
私はあの時と服装も違うし帽子をかぶりリュックを背負い顔は顎のあたりをネックウォーマーで隠していますから、気づかないのも無理はありません。

昨年、私が中国からの受験生を連れて市内観光をしたときがあります。男女6、7人だったでしょうか。三条大橋の下で「何かやっているはずだ」といって連れて行ったのです。ところが折悪しく演奏中の人もパフォーマンス中の人もいませんでした。

そこで彼に話しかけて事情を説明すると、では、といって周囲の楽器を持った知人たちもさそってひとしきりその留学生たちのためにこうしたパフォーマンスを見せてくれたのです。
留学生たちは大層喜びました。

その彼をしばらく見かけなかったのですが、・・・
しばらく外国を含むよその地に行っていたのだそうです。

この演技は球が重力に反して宙を浮いていたり、突然動きだしたり浮かびあがるように見せるものです。
これには表情を含む全身の演技が必要である上にもちろん指先の巧緻性も高くなくてななりません。
が、何より演技力というか演出・構成の力が大きいように思いました。
テーマ:ある日の写真 - ジャンル:写真
- 2014/01/28(火) 00:03:24|
- パフォーマンス
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素敵な人ですね。
パフォーマーの表情がいいですね。真剣さが伝わって来ます。
- 2014/01/29(水) 17:00:10 |
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- carmenc #-
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