私はたびたび西陣織物会館に出かけます。
主たる理由はそこで友禅や西陣織の職人さんに出会うことができるからです。
この建物ではそうした西陣の友禅や織物の商品がお土産として販売されています。

最近は台湾からのお客さんが多く、中国語のできるスタッフがいます。
円安に伴って欧米からの観光客も増えています。そこで英語のできるスタッフも必要なわけです。
(イタリアでも現地のいろいろな販売店に少なくない日本人スタッフ、日本語のできるスタッフがいました。)
留学生のアルバイトだろうか?
聞いてみました。
「イクスキューズ ミー」
「はい、なんでしょうか?」

サウジアラビアの出身だそうです。
日本が大好きで、日本に来られて2年目だそうです。
私が驚いたのは「日本に来るまでは『ありがとう』しか日本語を知りませんでした。」とのこと。
「日本に来ればうれしい事に24時間日本語を聞きますから覚えました。」

サウジアラビアでは日本についての情報はほとんどなかったのだそうですが、なぜか日本が大好きで、今では日本の食事は・・・タコを除いて・・・ほとんどなんでも食べられるそうです。
「たこ焼きが食べられません。」

これから日本語を身につけて日本の大学に進みたいんだそうです。
油関係の商社マンにアラビア語を教えたりもしているそうです。
ここではことに日本特有の商品について覚えねばなりませんが・・・。
「はい、大丈夫です。」

私が写真を撮っていて最大の収穫は人に出会って話を聞かせてもらえることです。
中国の素敵な留学生たちに触れてからは、特に外国人に対するハードルが下がりました。それがうれしいことです。

私の固定観念がどんどん揺さぶられていきます。楽しいですね。

イギリス、フランス、ペルー、タイランンド、フィンランド、オーストラリア、インド、カナダ・・・そして中国。そうそう、イタリア人も。
いつか写真を持って海外に行きたいものです。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2013/12/21(土) 00:34:24|
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日本の素晴らしいところを、外国の人たちが関心を持つ。一方で、日本人は日本文化の良いところをどこかへ置き去りにしてしまう。昨今の風潮を暗に戒めた内容となりましたね。それにしても改めて思うのは、日本に興味を持つ人たちの素敵な表情。外国の方は、浮ついた気持ちではなく、心底から日本が好きという人が多い。写真は正に、それらの心情を捉えています。
- 2013/12/21(土) 20:20:34 |
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- いけの鯉 #-
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日本のことが海外の人に理解されるのはうれしいことですね。日本人も他国のことを観光レベルだけではなくて理解するようになりたいものですね。そのためには政治の色眼鏡や国家の都合に左右されないで「見る目」『感じる心』が必要かもしれませんね。
21世紀は国際社会がいよいよつながりを深める時代でしょうから、一人ひとりも連帯したいです。
- 2013/12/22(日) 09:34:56 |
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- soujyu2 #-
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