私の狭い見聞の範囲では、若い人たちの中で工芸に携わる男女比は女性のほうが比率が高いという印象がある。
しかし少し世代を遡れば、少々事情が違う。
しかし織物や染色には伝統的に女性の活躍があります。

無線手描き友禅。

一般に友禅染では、下絵に沿って糊をおくことで描いた染料が広がらないように(なかないように)「止め」るのですが、無線はそれをしません。糊をおいて止める場合には絵柄の周囲に染料に染まらない白い縁取りができます。
この方の場合は普通の絵と同じです。ですから滲み生かす手法が可能です。
これはこの方の作品ですが、「下絵が気に入って、私に描かせてもらったものです。」
ご自身もした絵からすべてを描くことがあるのですが、「男性の絵というか、私にはない強さのあるところが気に入って・・・・。」

手前の方がその下絵を描かれた職人さんです。
お互いがお互いの力を認め合っての共同作品です。
そしてこの作品がそれぞれの誇りになっています。

もともと職人の世界は細分化された分業で成り立っています。ですから誰かがその作品にサインをするということはないわけです。そうしてその分業を担うそれぞれの職人がたがいを認め合って技を発揮してきたのが、日本の高度な工芸となっているわけです。
今やその分業を担う方々が高齢化して、あちこちで分業同士の協業の糸が切れかかっています。いえ、すでに切れ始めています。

「伝統工芸」は「伝統」されねば伝統工芸たり得ません。

「国家機密隠蔽法」が強行採決されました。安倍君とその仲間は岸信介をまねたようです。それでは彼らには岸信介と同じ運命をたどってもらおうじゃないですか。
成立した国家機密隠蔽法も国民の批判で有名無実のものにさせましょう。新たな民主的な国会を作ってこの法を廃止させましょう。彼らはTPP交渉で選挙公約を反故にし、国家機密隠蔽法でファッショ政治への道を開こうとしていますが、そのことで圧倒的多数の国民とは一致できない勢力だということを自ら告白しました。彼らがこうした選択をしたことを後悔するような明日を創りましょう。
自由と民主主義と平和・国際的な連帯友好と豊かな国民生活を求める心ある国民は、小異を超えて反ファッショ統一戦線を築きましょう。
安倍内閣を倒しましょう。彼を取り巻くファッショ勢力を孤立させましょう。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2013/12/07(土) 00:03:12|
- 伝統工芸
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