最近伊勢神宮の式年遷宮が話題になっていました。
世界の信仰別による人口調査では日本にはブッディストとシントウイストの総計が総人口数を上回るそうです。
NHKの「ゆく年くる年」は当然のように神社と寺院です。またそれが不思議とも思われていません。
日本にはヨーロッパの啓蒙思想の時代がありませんから、信仰・信心の分野は「チャンプルー」です。
この方は、大学院で古代の信仰・人々の意識を研究されているそうです。その一環として西日本の神社をたずねています。

最近「神社女子」なるモノが話題になっていますね。
が、この方の「神社」詣ではそういうものとは一線を画します。
(それにしても「神社女」ではなく、「神社女性」でも「神社婦人」でもなく、ましてや「神社女史」などではさらにない。「神社女子」だというのは何を意味しているのでしょう。「女子力」「カメラ女子」「女子会」・・・・。私はそこにプラスの側面を見るのにやぶさかではありませんが、世の女性たちはこの現象を喜んでいるだけで良いものか。・・・と、これもまた今回の話題と直接に何の関係もありませんが。 )
日本に広がっている「八百万神信仰」と仏教伝来以後に次第に形成された神社信仰を区別すること、韓半島からの渡来神についてなど、話が通じる方に久々に出会いました。

私の側から「久々」でしたが、この方からも「珍しく」ということであったようです。
この方の属する研究室も学生はこの方一人で、同年代の「話し相手がいない」のだそうです。

明治新政府は、新たに神道の国教化を進めるについて各地の神社に実態の報告を求めた。それがかなり丹念なものとなっているようで、いわば一木一草まで絵図面などとして記録されている。(これを調べれば樫原「神宮」などについて面白いことが分かるはず。)
その図面から面白い部分を取り出して図案として利用して作ったのがこの方のグッズ。
なかなかの評判です。
「私は神社について研究している者です。」と書かれています。
流石に知性と理性に依拠する研究者の卵です。
「神社の素晴らしさを知ってほしい。」とも書いて、関心を高めようとしています。
神社やその関係者は大いに感謝すべきだと思うから、心を安んじられますように。
こうして若い方の中に、キチンと科学として古代を見ていこうとする方がいることは心強いと私は思っています。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2013/11/10(日) 00:02:49|
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