京都市の北区に「藤森寮」という建物があります。「寮」というからと言って学生や新入社員が共同生活をしているわけではありません。
ここは町屋を改装して何人もの工芸家たちが工房兼販売店舗としているところです。近所には風呂屋を改装した「サラサ」という喫茶店があり、「かみ添」さんがあります。
藤森寮の二階にこの方がおられました。陶器の絵付けと陶製のアクセサリーの制作をしています。 RYUKAさん。

上絵付けをされています。
伝統的な手法を引き継ぎながら現代的なアレンジを加えています。
色を重ねますから、色つけをしては焼いて定着させることを繰り返します。

作家さんの工房をお訪ねして撮影するチャンスはなかなかないのですが、ここは制作販売を兼ねる場所ですから可能になりました。

この部屋は北側に窓があって、優しい柔らかな光が入る好条件の部屋です。着彩にはということですが、無論、撮影にも、です。
階下にはガラス細工の作家さんがおられます。

観光マップにはよく登場する「サラサ西陣」さん、手打ちそばの店、わらび餅の店、そしてかみ添えさんと並んでいますから、ちょっとした観光名所です。
色々なお店や工房が地域的に意識的に結びついていくと、多くの人の関心を呼びそうです。
二階のこの部屋に電気窯をおいての制作です。
陶器のひな人形も作っています。京焼ですから華やかな色合いですが、この方のはどれも色がやや抑え気味で落ち着きがあります。その上、焼き物ですから人形自体に丸みがあって一層やさしい感じでなかなかよさそうです。

この時、50ミリしか持っていませんでしたのが、「どうぞ近くによって撮ってください。」と言っていただいて、なんとか撮れました。

テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2013/10/23(水) 00:00:02|
- 陶芸
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