「売れる」といっても大量生産物を仕入れて販売するのと、自分自身が制作したものを売るのとでは大分意味が違いますし、「売れた」ことに対する気持ちが違うでしょう。

お客さんは様々な反応をし、様々な会話をしていきます。その中には直接次の制作へのヒントがたくさん含まれれています。
相撲では土俵には宝物が埋まっているといいますが、こうした手作り市のお客さんや他の出店者の声の中に宝物が埋まっています。
問題はそれを聞く耳をもつかどうかだし、それを自分で確かめてみるかどうかという点でしょう。

こうした出店者の中には関西だけではなくて関東や東海地方などでも出店する人がいます。
都市によってお客さんの反応がずいぶん違いますし、京都の人があまり批評をしてくれないのに比して東京の人は率直に批評してくれる、などとという話も聞きます。
伝統工芸品については京都の人の評価は厳しくレベルが高いとも聞きますが。
とまれ、この人の小人たちはなかなかの人気です。
緻密にできているばかりでなくどれも小さな物語を感じさせるからでしょう。
彼自身、こうした小人たちに言葉をつけたとてもかわいいしゃれたパンフレットを作っています。
小人たちを写した写真は彼自身の手になるものです。これも一見の価値ありです。
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僭越にも私がいくつかの宿題を出してしまいましたので、今度お会いする時が楽しみです。
そういう宿題に輝く笑顔で反応できるところに彼の作品の質の高さが出てくるのだと思いました。イヤ、これも上から目線ですかね。
テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2013/10/09(水) 00:03:27|
- 工芸
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