この人の写真を見て、やはり私には撮れない写真だなあと思いました。
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ギャラリーで撮る時にいつも困るのは照明が作品のために設定されているという当然の条件があることです。

そこで二人で色々工夫をしているところです。
学生の頃から盛んに作品の発表をしてきて、今ではずっとその頻度を少なくしているとのことでした。実際これまでの経歴を見せていただいて驚きました。
私などはいまだに個展ができずうじうじしているのですから、爪の垢をもらいたいくらいです。
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この人の作品が、「女は美しくて、汚くて、愛しくて、憎い」を表現するうえで、キチンと良いモデルを選んでいるということに感心しました。事情でここには映せませんが、感情表現のできる、演技のできる人をモデルにしているのです。
きちんと表現としての写真を意識し制作している点で、私との大きな懸隔があります。
刺激を受けます。

他府県にまで行って個展をするには金銭的にもずいぶんの負担になります。旅費、宿泊費だって馬鹿になりません。
そうしてまでキチンと自分の作品を公開するところに覚悟のありようがあるんだろうと思います。

わざわざ私が撮影できるように一灯をモデルとなってご自分に向けて動かしてくれたのですが、一応撮影を終えて、照明を元に戻しているところです。
カメラ・ウーマンとの楽しいひと時でした。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2013/10/03(木) 00:02:41|
- 写真
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| コメント:2
いつも被写体との距離が縮まっていく過程も面白いですね。
カラーの1枚目、いいですね。
どれもいいのですが、心を許してるからこそのショットにも見えます。
私もアートをする方と気が合うようで、どの時代も、そんな方達と友人になりやすいです。
コメントしない日でも、ウ〜〜ン、いいなあって写真に唸ってます。
- 2013/10/04(金) 11:47:00 |
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- carmenc #-
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コメントありがとうございます。
「この一枚」ということできちんと一枚に絞ることができればいいのですが、どうも「言い訳」のために枚数を重ねているようで。
「ドキュメント・ポートレート」のようになってしまっています。
一枚で「決定」できるような写真を撮りたいものです。
これからもよろしくお付き合いください。
- 2013/10/04(金) 22:50:42 |
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- soujyu2 #-
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