私の好きな言葉に「男子、三日会ざれば、刮目して見よ。」というのがあります。
先日の改発さんもそうですが、青年にとって1年、あるいは数カ月というものは実に大きいものだと思います。
・・・いえ、壮年だって、熟年だって、老年だって同じことですが・・・・
元来革細工をされる方ですが、数年前から点描の絵を描かれています。
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初め見た頃は、目立とう目立とうという派手な赤や青や黄の色遣いが目立ち、面白いなあとは思いながら、いつも素通りしていました。
ところが上の写真の通り、色がとても落ち着いて、色同士が柔らかく共鳴するようになって来ていたのです。

アクリルの絵の具を、畳針を使って一点一点置いていくのです。
色々試行錯誤をしながら今は三種の針を使っているとのことでした。
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この絵の具の凸は視力障害者にも「見て」もらえる可能性があります。この方は既にそういうことを意識されて「虹はどう描いたらいいかなんて考えているんです。」といいます。

そういう新たな可能性の追求。「やってもみたいことが一杯あるんですよ。」という前向きの意識や、こういう手作り市出のお客さんとのやり取り、何より喜んで手にしてくれる人たちとの出会いがこの方に自信をつけさせて、色合いにも変化が生まれたんではないかと、私は勝手な解釈をしています。

「革を使って色々なものを作っていた時よりも、たまたま始めたこの点描の方が自分のよく表現できるように感じて、今はこちらの方にうウェートが懸っているんです。」といわれる表情に明るさがあります。
私が写真撮影をお願いした時に、説明が不十分だったのでしょうか、
「絵を撮るのだと思っていたから、・・・。」と少々戸惑い気味ですが、
そのまま描いていてもらえたらありがたいといいますと、撮影中はずっと制作を続けてくれて、一度も顔をあげてくれません。
根が真面目なんでしょうね。

右手に写っているのはお母さんのようですが、息子さんが自分の道を見つけて成長している様子を眼前に見ていますから、私が、絵にはこんな変化が見られますねといいますと、とても深く頷いて、うれしそうな表情をされていました。
こんど佛立ミュージアム(上京区御前通一条上ル東堅町110 佛立会館)というところで「ほんもんさんアート市」が開催されるそうで、縁あってそのチラシのデザインをされたのだそうです。活躍の場が広がりそうです。
テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2013/09/26(木) 00:02:34|
- 絵画
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ありがとうございます。
僕のブログやfacebook等で紹介させていただきますm(_ _)m。
本当にありがとうございます。
- 2013/09/29(日) 16:31:54 |
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- Have-Fun 谷ですm(_ _)m #-
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今度は「ほんもんさんアート市」(京都佛立ミュージアム)でもお会いできますね。
これからもご活躍ください。
- 2013/09/30(月) 07:52:51 |
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- soujyu2 #-
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