「寺ブラ」をしてギャラリーに入ると実に様々な人々が個展をしたりグループ展をしています。
作品の巧拙はプロから初心者まで、これまた実に多様です。
「金 暎 淑(Kim Youngsuk)」さんのような素敵な人にお会いすることもできるし・・彼女のHPをご覧ください。相当の才能です。・・小島祐一さんのようなぜひとも応援したいような作家さんにも出会うことができる。
さて「個展」を開く動機は人それぞれで、そこに展示される作品の意味もまた各々です。しかし、それぞれが皆その人の人生の一部を形作っているということは同じで、私はプロのものアマチュアのものもどちらも楽しませていただいてきました。
今日は京都の北方にお住まいのアマチュア画家さんをご紹介します。
おん年82歳。絵を始められたのはそう昔のことではないそうですが毎年のように個展を開いておられるそうです。一緒におられた奥さんがずいぶんとサポートされておられるようで、もう今年でやめにしたいと漏らしておられたが、ご本人は依然として意気軒高。
この絵が今回の自信作。
「京都御苑春雪」と題された水彩画。(クリックしてご覧ください)

ある方から作画について助言されたとのことで「来年までに小磯良平の絵を模写して、ここに出したい。」と意欲を見せておられた。その横で奥さんは少し当惑されていたが、そんなことでは意志を曲げられる様子はみじんもない。

私にお茶とイスをすすめてくださって、お話が始まったのですが、たくさんの絵にこのご夫婦の人生が詰まっているように感じられました。
来年もきっとお元気に個展をされるものと思います。奥さんはまたご主人の「わが道を行く」この笑顔に「やれやれ」といいながらお手伝いをされるのでしょうね。
- 2011/06/23(木) 00:21:56|
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