京都にはたくさんの大学があります。中でも京都大学、同志社大学、立命館大学は京都の三大大学として知られます。最近もこの三つの大学を取り上げた本が書店に並んでいました。(膨大なOBをめあてにした出版なんでしょうか、よくこの手の本が見られます。・・前記三大学を「京都を代表する」と表現することが多いのですがどのような意味ででしょうね。)
大学の周辺には学生の胃袋を満たす食堂や喫茶店が多数ありますが、昔懐かしい「くれたけ」を訪ねました。ところがどうでしょう。「くれたけ」は閉店してしまいました。開業50年にもなる「くれたけ」は兄弟姉妹による家族経営の店でしたが、どなたか体を悪くされたりしたのでしょうか。
その閉店した店の前には木材を無造作に組んだ「かき氷ラクダ」が出店していました。そこには立命館大学の学生4人がいて「かき氷どうですかぁ」と前を通る学生たちに呼びかけていました。聞くと東日本大震災の支援のためだそうです。

学部・回生を越えた数十人の学生がネットの呼び掛けにこたえて参加しているらしい。さまざまな人のつながりをさらにつなげて未知の学生が時間の許す範囲でここに参加する。
私たちの世代には見られなかった感覚だ。大げさな議論はしないし、身構えて取り組んでいるのでもないが、何かしたいという気持ちが素直に形になっている。そしてこいう動きをマネージメントする人間もちゃんといる。
実に「ゆるい」結びつきだといえばいえるし、だからこそ多くの学生が様々な意識レベルで踏み出せるのだともいえる。
私にかき氷をと今氷をかいてくれているのがこの青年。

落語研究会つながりでの参加だそうだ。彼の笑い方しぐさはなるほど落語的だ。

彼は自分たち世代に対して冷静な目をもって語るし、青年としての自負心ももっている。

だれかがやりそこなったことでもカバーするような責任感があるタイプだろうと推察します。
ここにいるみんな「肖像権フリーです。」と撮影にきっかけを作ってくれたのが彼です。(文4)
この女学生も4回生。アフリカについての研究を進めたいという夢を持っています。

アフリカに行った時の経験やアフリカと日本を結びつけるような仕事がしたいと抱負を語ってくれました。

この日はあいにく曇りで気温があまり上がらないので売り上げは・・。

それでも道行く学生に「かき氷はどうですか?」と声をかけ、見知った先輩・後輩などが手を振り声をかけていく。この店の活動はもう良く知られているようです。
- 2011/06/21(火) 00:53:23|
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