夕食の時間です。
外国旅行に不慣れな人間にとって、ツァーはありがたいもの。・・・慣れた人には縛りが多くて面倒なものなのでしょうが。
なにしろ食事の機会の半分は予約されていますから安心です。
(⇔)

このリストランテに入った時です。厨房がガラスの部屋になっていて、客席から見えるという趣向だったから、もう私のお尻は落ち着きません。
飲むより食べるより写真を撮りたいのですから、周囲の人には迷惑この上ないわけです。
厨房を撮るとなると少々遠慮が働きます。添乗員さんに「撮影を許してもらえるかどうか尋ねてみてくれませんか?」とお願いします。
たくさんの客の中にはこういうわがままな者も一人や二人いたでしょうから、よろしく。
すると、うれしいことに「ヴァ ベーネ」の返事。
それにしても 「ポッソ ファーレ レ フォート」と何度も口の中で呟いていたのに、ついに使わずじまい。こういうところがいけませんね。
調理場では、やはり衛生上「ここから先はダメ!」ラインがあるのが普通で、日本ではいつもその線を告げられます。
で、ガラスの部屋の入り口の外に立って、覗き込むようにカメラを構えると・・・。
「お前、そんなところで何してるんだ。そこからじゃ撮れないだろ?! 中に入れよ!」と、招き入れてくれた人がこの人。
(⇔)

えっ?! えっ?! いいんですか?! と思わず足を踏み入れたものの、果たしてその限界が分からない。

私が闖入したことを、調理人たちは、少しも意に介していない様子。むしろ面白がっているようです。
それなのに、私の方はといえば・・・写真をご覧いただければお分かりのように、・・・もう一歩、いや二歩が踏み込めていないのが画面によく出ています。
(⇔)

思わぬ幸運にかえって慌てていますね。

旅行鞄には80ミリ―200ミリを入れてきているのに、初めの二日で「重い!! チャンスがない。」
それで、・・振り返ってみれば使うべきチャンスはあったのに、・・・レンズはホテルでお留守番。使わずじまいです。

観光旅行のお供。それが今回の私の役割ですから、何もかも不徹底ですね。
テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2013/08/17(土) 00:05:52|
- お店
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0