市場をめぐっている時でした。
あの二人の話し方は、日本人に違いない、というお二人に出会いました。
相手の話に対するうなづき方や、発声の時の顎の動きなどから、それと分かるものですねぇ。
女性の方が「こんにちは」と、こちらを日本人と認めて声をかけてくれたようです。
・・・不思議(でもないのかなあ)なことにイタリアに来て一度も中国人にも韓国人にも間違えられずに、日本語であいさつされました。町には中文の掲示もありますし、「中文のメニューあります」の表示もあります。最近中国からの観光客が急速に増えていて、中国人と行き違うことも二度や三度ではありませんでした。確かに中国からの人はたくさんいるのに。
私は、どこから見ても日本人のようです。 が、何がどういう風に日本人なのかよく分かりません。メガネをかけて、背が低くて・・、なんでしょうか。
その二人は観光客ではなくて、お一人は店の人でした。
(⇔)

女性の方は、すでに何年もイタリアに住んで、今はこの店で働いているのだそうです。
(⇔)

美味しいオリーブオイルがあるんですよ。ちょっと試してみませんか?
(⇔)

私にとっては「油をなめてみる」というのは、「う~ン、ちょっと口の中が」という感じなんですが。
「べたついたりしないんですよ。」とこちらの心の内を読まれている。
スプーンにとったオリーブオイルに少量のバルサミコ酢を垂らします。
「このバルサミコ酢もお薦めなんですよ。」
だまされたつもりで舐めてみました。 何とさわやかな味わいの「いけるねぇ」でした。
「でしょ?!」

こちらの青年は、まだイタリアに来て間もない。
料理の勉強をしたいのだそうです。 が、まだ右も左も・・状態に近い。そんな時に彼女に出会って色々と助言や励ましをもらっているのだそうです。
彼女もまた料理に強い関心を持ているのだそうで話が合うのでしょう。
(⇔)

海外に出る、海外で暮らすということについては・・・ブログをされている方の中にも、そういう方が少なくないのですが・・・ずいぶんとハードルは下がってきているように思います。
ですが、そうはいっても・・・。
(⇔)

とにかく外国にいって経験を積めば、なんとかなるんじゃないか。
日本で、どうもうまくいかないけど、大逆転できるんじゃないかと、そういう気分で海外に行く人も少なくないようです。まあ国内でうじうじしているよりもいいかもしれないけれどもリスクも大きいように思います。
「覚悟」と「学ぶ気構え」が大切じゃないでしょうか。
と、親の立場でいえばです。
1945年8月15日の正午、天皇はNHKのラジオ放送で、・・・前日録音したレコードによってだけれども・・・連合軍から迫られた「ポツダム宣言」を受け入れたことを国民に伝えた。敗戦という事実、強いられた結果であることを悟られまいと、敢えて小難しい言葉を並べて「有難そう」に伝えたので、国民はとっさには事態がのみこめなかった。戦争を拡大してきた国家の主権者として、戦争の最高指導者として、敗戦の責任者としての悔悟と謝罪の言葉はなかった。そこに政治家としての潔さは片鱗もなかった。
今日ではこの日は「終戦記念日」とされている。戦争は自然に「終わった」のでもなければ、天皇が主体的に「終わらせた」ものでもない。確かにこの日から戦闘は終結していく。だが、国際法上降伏手続きが完了するのは9月2日のことだ。そして、いわば戦争の継続としての連合軍による占領は1952年の4月28日まで続くことになる。
いや、沖縄はさらにそれから1972年まで占領の変形として米国の統治下に置かれる。沖縄を含めた日本の「終戦」は1972年5月15日にようやく果たされた。だが千島列島のことを考えれば、なお戦争は終わったといえないかもしれない。このような事態を招いたのが安倍や麻生らの父祖であり、彼らが父祖のしたことの歴史的評価を逆転させ、父祖のしたことを美化、継承しようとしていることを忘れてはならない。
テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2013/08/15(木) 00:04:34|
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イタリア旅行記楽しんで読ませて頂いております。
と同時にsoujyu2さんの考えにも関心を寄せております。
というもの、私が選挙で投票する党と同じ考えだからです。
私は戦争を体験はしておりませんが、9条は日本が誇る
大切な宝です。
今、被災地の復興もままならないのに、憲法の改正など
している場合ではないと、実際に被災地を目の当たりにした
私は思います。 被災地は戦地のように荒れ果て、日本とは
思えない風景です。
幸いにも日本の震災のことは世界に知れ渡っていることですが、
原爆のことや戦争の真実のことはもっと世界中に知ってもらいたいです。
そういった意味でも はだしのゲンが翻訳が広がっていることを嬉しく思います。
また、soujyu2さんはご覧になったかもしれませんが、映画・ゆきゆきて神軍 の中で
戦死した息子を想う年老いた母親が、息子の墓石のところで、岸壁の母を歌うシーンがわすれられません。
戦争はまだ、人々の心の中では終わっていないことを改めて思いしらされます。
- 2013/08/16(金) 01:37:52 |
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- かめら小僧るーしー #-
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