夜の海岸はたくさんの人で賑わっています。
そこでも色々な人々の姿に出会いました。
似顔絵を描いています。 先ほどまで小学生くらいの女の子がお客さんでした。それがまた実に目鼻立ちの整った美人さんでしたが、母親が、次はあなたよと弟にも声をかけていました。
少し周囲を歩いて戻ると、お客さんが代わっていました。
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私は、美人のお客さんにも、もちろん興味はありましたが、どちらかといえば似顔絵画家の方を撮りたいと思って近づきました。
だってこの風貌は見捨てておけないじゃないですか。

と言ってもこの写真では暗過ぎてよく分かりませんね。
私はストロボで撮るのが苦手ですし、また、できた写真もあまり好きではないので、カメラが高感度撮影を可能にしてくれたことがとてもありがたいのです。
でもその活用の仕方がどうも中途半端なようで・・・。
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画家に近づいて行ったのですが、なかなか声をかけるチャンスが得られません。ぐずぐずしているうちにこのお客さんのお母さんと目が合って・・・、「すみません。写真を撮らせていただいていいですか。」という流れに・・・。
すると、お母さんは、よほど自慢の娘であるらしく、間髪いれずに「どうぞ、どうぞ。」ということに。
ご覧なさい。きれいな子でしょ?!と言葉には出して言われませんでしたが、・・。
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いや、言われなくとも確かにきれいな人です。
イタリアに来て、何よりも真っ先に感じたのは「美人が多い!!」ということでした。
ヨーロッパから東に行くと中東にはもっともっと美人が多いと聞きます。ちょっと想像がつきません。
この海岸を歩いていてもモデルにしたいような女性が右にも左にも・・という感じで、真っすぐ歩けません。何かに躓いたりぶつかったりしそうです。

この画家さんは、モデルの目から描き始めます。まず、よ~く目を覗きこんで、じっくり観察します。
そしてやおら描書き始める目は、綺麗な目です。確かに日本人の目ではありません。グリーン系でもブルー系でも透き通った瞳です。
もうここまで描けば、「美人」です。
お母さんも大満足。
ピンクの服の方は、次のお客さんです。
「もうしばらくお待ちください。」といったところでしょうか。

日本では、似顔絵が「写生」的ではなくて、イラスト系のものが流行しているようですが、描く方、描かれる方のどういう意識を反映しているのでしょうか。
ヨーロッパには肖像画の伝統がありますが、こういう似顔絵画家の需要はどんなものなんでしょうか。興味は尽きません。
テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2013/08/10(土) 00:05:46|
- 絵画
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