初めて飛行機に乗った時に、「この人たちはすごい!」と思った。そして「美しい」と。
容姿、スタイルが美しいことは言わずもがなかもしれないが、動作・振る舞い、しぐさ・挙動の美しさに目を見張った。
そしてこの仕事がとても「ハード」なものだとも思った。
そのハードさを想像するからこそ、なお美しく働く彼女たちに惹かれた。
だから、それ以降,飛行機を利用するたび、色々な話を聞きたかったし、何よりこの人たちを美しく撮りたかった。
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しかし、結論から言えば、彼女たちがせっかく与えてくれた機会を活かすことは私にはできなかった。
自分の「撮る者」としての立ち位置のあいまいさが災いしている。
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制服を見れば、この方たちがどういう方なのかはお分かりになると思います。
ANAのキャビンアテンドですね。
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短時間の国内飛行では慌ただしく、きびきびと働く彼女たちに声をかける様なチャンスもありませんでしたが、10時間を越える国際線のフライトでは、幸運にも少しばかりその機会を得ることができました。
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憧れの職業でもあり、また「美しい」彼女たちを「隠し撮り」するような人も時にいるのだといいます。そういう不愉快な行為に対しては、「抑制した美しい言葉ときっぱりとした行動」で止めてもらうこともあるのだそうです。
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私も今、自分の座席から撮っていますので、むしろ周囲の好奇の目が気になります。

そんな時に、「どうですか、いい写真はとれましたか? お役にたちましたか?」という彼女たちの配慮のある声掛けが助けとなる。
そこで、再び、三度、感心する。
ハードな仕事を美しく働く、そんなあなたたちを撮りたいという私の希望をかなえてくれた彼女たち。
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敢えて舞台裏を、のぞかせていただいた。
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テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2013/08/02(金) 00:00:44|
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