図書館の入ると受付カウンターがありました。そこで内部の写真を撮っていいかと尋ねました・・・???
いえ中国語ができないものですから、下手な英語で話しかけたのです。すると受付嬢は「さっぱりわからない!」といった様子で奥を振り返りかえって助けを求めます。しかし、奥から援軍は現れません。
と、そばに寄ってきた・・図書館利用者と思しき…一夫人が、カウンター上に私の英語を通訳してくれました。そして「ロビーは構わないが閲覧室はノーだ。」と話してくれたのです。
私の英語はかなりおぼつかないものですが、その方はなかなか達者でした。ただ少々?訛っている?ような気がしました。この点はお互い様です。実に親切な方で、私の不安を読み取ったのか、しばらく様子を見ていてくれました。
ここはロビーです。うれしいことに絵が飾ってあります。
何人もの作家の絵がかかっています。
遠目に見てもお分かりのように、なかなかすぐれたデッサン力ですし、題材的にも好感が持てました。
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閲覧室への通路を超えてその奥にも絵が飾られています。
閲覧室にはたくさんお利用者の姿がありました。中には入りませんでしたので蔵書の様子はわかりません。上のほうの階には日本語の文献もそれなりにそろっているそうです。
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こちらの方たちの服装は大概こんな風です。
ですから私のような年恰好のものが、日本から持ってきた綿パンとシャツを着ているだけで「外国人?!」と思われるようです。
左から二人目の方のように・・縦のストライプのシャツを着ている方・・・こざっぱりした服装の方は珍しいです。
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それにしても入場無料で本が読めるのは無論のことこうして絵や書を鑑賞できるのはいいですね。
私が最も気に入った作品です。
社会的には比較的底辺にいる働く人に対する眼差し。最近日本の絵画展ではあまり見られなくなった眼差しです。こうした存在が日本にないのでも少ないのでもありません。ただそこに向ける暖かい共感と敬意のまなざしがなくなっているのだと私は感じています。
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テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2013/06/13(木) 00:17:12|
- 瀋陽
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