日本にいるときには週一度は寺町のギャラリーめぐりをしていますので、やはりときどきは絵を見たくなります。
工業展覧館に、こんな方がいました。
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ギャラリーが多くて、なかなか人垣がなくなりませんので話しかけにくかったのですが、何とか撮影の許しをいただきました。
中国の人の多くは…日本に観光に来た際にもそうなのですが、基本的に写真撮影の許可をとるということがありません。それは人物を撮るときにも、遺跡・遺物、建造物や芸術作品などの場合にもです。で、逆にカメラを向けられても眉をしかめるような方も少ないようです。
実際、この方に対しても何人もが無断でシャッターを切っていました。

「あの時代はそういうことが普通で、違法でもなかったのだから私だけ特別に謝罪を求められるのはおかしい。」などということを言うような人と同じ穴には住みたくないので、遠景として映り込むのではなくて、こうして特定の人を対象とするときには、ちゃんと声をかけようと思っています。
「絵は描き続けてください。」とお願いしますと、今まで通り筆をとってくれました。

どんな経歴の方なんでしょう。
この方の画集や、展覧会での展示作品を紹介した印刷物もありました。
こうして絵筆をとって(中国で)生活するということについていろいろお話を伺いたいなあと思いました。でも中国語ができませんので、…残念です(学生ときていれば通訳してもらえたのですが彼らは喜んでその役をしてくれます)。

周囲のは何人もの人がいるのですが、そこはこれまでの修行の賜物でしょうか、何とか半歩、一歩の踏み込みができました。
いつものカードを机に置きますと、それを手に取って一瞥の後、素敵な笑顔を向けてくれました。
「謝謝」
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2013/06/10(月) 00:04:07|
- 絵画
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