「おうちで簡単! しいたけ栽培に挑戦!」
まるでオブジェ作品のようなようなしいたけの姿。
左が、約三日後。芽が出てきた様子。
右が、さらに?一週間後の「収穫直前」の様子。

一度収穫した後も、1~2週間休ませた後で、再び土台となっている木に穴をあけて、水を含ませれば栽培がかのなんだそうです。

お客さん「何度ぐらい収穫できるの?」
彼、「大体3度くらいでしょうか。 お客さんの中には『6回も収穫したよ。』と教えてくれる方もいます。」

ひどく暑くて乾燥しやすい夏と、とても冷える冬季は市への出店は見合わせて、これからは7月初めまででしょうか、とのこと。

「直射日光が当たらないことと湿度を保つことを忘れないでください。
何度か栽培すると土台の木がすっかりぼろぼろになりますから、そうしたら庭の土に混ぜてください。」
自然の循環に戻してあげるのですから、ゴミは残りません。

「家でできるの?! 簡単に?」・・・・「これ頂戴!」
と良く売れていきます。 何しろ500円ですし、お客さんも興味シンシンです。

農業です。
TPPが発動するような状況になれば、少なくない農家は最後の引導を渡される危機が迫っています。
規模の拡大だとか、効率的生産だとか、高級品へのシフトだとか、世界を視野に入れてだとか、ごく一握りの成功者の経営を紹介して、何やら展望がありそうなことを喧伝している向きがありますが、そんな優秀な農家が一握り生き残っても日本の産業としての農業も、自然環境の保全もとても望めません。
食と自然環境は命の土台です。それを経済効率や利潤計算だけで云々しようというところに間違いがあると私は思っています。まして自動車産業やアメリカもどきの金融投機屋の利益のもうけの犠牲にされたのではたまりません。
ただ一方、農家も消費者も座して危険な状況を待つだけでもいけないと思います。TPPに反対しつつ、他方でより農業(農家・農業従事者)と消費者が賢く多様に結びつく必要があると思うのです。

大げさにいえば、彼の模索であり、提案だと思いました。
テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2013/05/07(火) 00:05:43|
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