某大学へ続く細い道です。学生に向けた商店が並んでいるその店先で、古本を販売しています。

ユニセフ支援を呼び掛けているのです。この方はボランティアとして販売活動をされていて、売り上げはユニセフ支援の箱に直接投じられます。
「健康」に関する研究をされている研究者だということです。

外国に来てもそこで生活し、仕事(研究)をし、思索し行動する自分自身に揺らぎの無い姿が素晴らしいと思いました。
こういう生活のあり方が、身についているのでしょうね。
私も一冊『Guide to posing 』という本を求めました。
ここにある「古本」は研究者や学生から提供されたものだそうです。
「リユース」ですよ、と。
でも、「本は読まれなくなりますね。」とおっしゃっていました。若い人たちが余りにネット依存が進み、あまりに早い情報の洪水の中で、それに依存し、立ちどまってものを考えなくなっているとおっしゃっていました。
本を読むべきだと。 私もそう思います。
それにしても先進国で「新自由主義的な経済政策」が進行し、一部富裕層がますます富みを集中し国民の半数がが貧構層に転落していますが、世界的にも持てる国と持たざる国との格差が拡大し、飢餓線以下の人々が増大しています。
そして先進国の人間が、「自国のことのみに専念してし」他国のそういう現状にますます無関心になっているのではないかということを恐れます。

海外に研究者としてきた人が、そこで市井の一人としてボランティア活動できる思想のあり方について思いを巡らしました。
テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2013/04/22(月) 17:11:12|
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