いま取り組んでいるの着物の柄は、前の部分の柄はカトレアの葉が折り重なってできた空間を幾何学的に組み合わせて、どちらかと言えば現代風な図柄になるようです。

それが左から背中に回ると、次第にカトレアの花が姿を現し、やがて右の後ろには見事なカトレアが競演しているという風に変化していきます。

前から見た印象が、着た方が移動することで変化し、振り返ってみると、また意表をついて素敵な絵柄を見ることができるのです。
着物が衣掛けにつるされ固定されているときにも素敵でしょうが、それが着られて動く中にまた一段の魅力を発揮するというわけです。

部分に地道に取り組み、そこで技を駆使しながらも、出来上がっていく姿を思い描いてワクワクされているのでしょうね。
筒状の花弁ンが筆を入れるごとに見事に立ちあがってきます。
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中国瀋陽の故宮で中国の画家の方の制作の様子を見せていただきました。その方も、完成までのすべての過程と結果をすっかり我がものとされて、一見逆方向への筆の走りが、見事に合目的的な運筆となっているのに感心しました。
物事のある到達点まで達した方たちには、共通の特徴なんでしょうね。
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今度展覧会の公募に応じるということで、この作品に取り組んでおられるのですが「人間国宝というような方も出してくるから、なかなかね。・・・。」とおっしゃいます。 キャリヤ40年を超す大ベテランも、「まだまだ上がある。」と挑戦し続けておられるのですね。

先の衆院選について各地の高裁で「違憲判決」が出た。中には「違憲・無効」の判決もある。
こういうことはほぼ予想されはしたが、中にいまだに「違憲状態」という尻込みした判決を出す裁判官もある。「違憲・無効」と「違憲状態」とでは、裁判官の判断として相当の開きがある。
それはそれとして、この判決に対してある当該選挙区選出の議員が「司法の判断は厳粛に受け止めるべき。」だとして一見殊勝な発言をしながら「最高裁の判断を待つ」と付け加えた。この人はつまり、高裁の判断を「厳粛に受け止める」つもりはなく、ほとんどいつでも高裁より保守的な最高裁に期待しているということを示している。
つまりは、現在の選挙区割りが投票権≒参政権の不平等状態にあるということ、しかも長年にわたって深刻な不平等状態にあるということについて自らは、少しもそのように認識していないことを示していた。
自民党は「ゼロ増5減案」なるものを出しているが、いったい「1:2」くらいなら問題ないと考えているところに彼らがおよそ民主主義や参政権の平等について見識がないことを示している。
そこへ定数の手直しに、定数減をくわえれば何か一層民主的であるかのような、改革的であるかのような口ぶりの民主党などがある。全体としての定数を増減させれば、一票の重みが公平になるなどという理屈がどこにあるのだろうか。
前回も含めて小選挙区制が国民の意思を正確に反映しない制度だということは、議論の余地なく明確になっている。「決定できる政治」などということをいう人々がいるが、「政局」のための手練手管にはしり、政治的原則も、国民の生活的利益も放り投げて、夜の料亭の寝技をほしいままにしている人たちが、良く恥ずかしげもなくいえるものだと思う。
民主党の野田内閣が自党の公約を公然と弊履のごとく捨て去って、消費税増税に猛進した。
原発についての国民的不安と危惧を見向きもしないで再開に突っ走り、自党内にも無視できない反対論がありながらTPPに参加する安倍内閣は、誰のために何のために「決定」しているのだろう。
国民の多数意思に基づく政治≒民主主義政治はどこにあるのだろうか。
形式的にも実質的にも、文字通り一人一票制とすることが必要だ。それを可能にするのは比例代表制しかない。私は少なくとも衆院議員は全国一区の比例代表制とすべきだと思う。
テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2013/03/29(金) 00:04:54|
- 伝統工芸
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こんにちは~♪
わざわざコメントありがとうございました^^
いつも人物にこだわった写真を楽しく拝見させていただいています(*^^)
またよろしくですσ(゚ー^*)
- 2013/03/29(金) 16:52:15 |
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- まり姫 #8m8hig/.
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