京都は大学の街でもあるから、学生の数が多い。
そして国外に知られた街でもあるから、外国人も多い。
この二つを掛けあわせると外国人留学生が多いということになる。・・・強引な理屈ですね。

この方は韓国から日本に来て陶芸を学んでおられる。

「積む」ということをテーマにしてオブジェを作成している。
私はこの空間に入って作品をもた瞬間に「妙に明るい『賽の河原の石積みだなあ』」という印象を持った。

石ばかりではないが、「積む」、そこに祈りを込めて「積む」という行為は洋の東西を問わず存在するようだけれど、この方はことに東アジアに置いてそういう文化がどう広まり、そこにどのような異同があるのかを考察されている。
「賽の河原」というのをご存知ですか、と尋ねるとちゃんと研究済みだった。

祈りということになれば「宗教」に直結するわけだが、教派的な宗教の成立以前の原初的な祈りというものと「積む」ということとの関係を考えようとしているのだそうだ。
そして、その祈りを思い、暗いモノとしないで、今回は明るいモノとして表現してみたのだそうだ。

東アジアの全体を視野に入れて、「積む・祈り」をキーワードに探求していく。
これからさらに研究課程をステップアップしていこうという希望を持っておられる。
これからの時代には、こうした意識を持った若者が多数出てこなくてはいけないと思う。実際、韓国に行ったり中国に行ったりすることを、「ちょっと行ってくる」という感覚でしてしまう軽やかさが日本の若者の中に出てきている。素晴らしいことだと思う。こういう世代がどんどん育って行って、「領土『問題』」などという・・・100年、200年のスパンで見たら・・実にばかばかしい問題を賢明に解決してくれると思う。
「昭和」にどっぷりつかったままの政治家が「領土問題」などということに首を突っ込まない方がいいと私は思っている。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2013/03/17(日) 00:05:58|
- 陶器
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実際、韓国に行ったり中国に行ったりすることを、「ちょっと行ってくる」という感覚でしてしまう軽やかさが日本の若者の中に出てきている。素晴らしいことだと思う。
この記事を読ませて頂いて深く共感致しました、韓国や中国はヤキモノを志す者にとって
父や母であると思います。
戦争は始まった地点で双方が悪なのですから、これから有意義な交流が深まれば
慕い慕われる関係になれると思うのです。
長文失礼しました。
- 2013/03/17(日) 10:59:07 |
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- こくう #qrMtvySI
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どこの国であってもお互いから学びあい影響し合って来ていますよね。そうした経緯を通じてお互いに対して好悪の気持ちをもつものだと思います。お互いの関係のどこを大切にして付き合っていくのかということじゃないでしょうか。
そして何より、どういう関係を作ろうという気持ちで付き合うかということじゃないでしょうか。
戦争なんて愚かな方法しか思いつかない政治家なんて無能だとしか言えません。どんな困難な条件下でも「平和」を守り抜くという知恵と力こそが政治家に求められます。お互いに敵愾心をあおるだけの政治家ならば、何も国民の税金で養う必要はないと、私は思っています。
新時代の若者はこれまでと違う地平で青年同士の友好を深めてほしいと願っています。
- 2013/03/17(日) 20:44:42 |
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- soujyu2 #-
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