箸と木製のスプーンを・・・それだけ?!を並べているのです。 スプーンを「小匙」と言っているところが好ましい。
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素材となる木の板を並べているが、なかなか高価になるので・というものもある。
漆は、うるさくならない程度に抑えられている。

家具の制作を志して、学んできたのだが、工房の設備の制約でこうした物の制作をはじめ、やがてむしろ「箸と小匙」の魅力のどっぷり漬かり始めたようです。

ずいぶんいろいろにデザインした「小匙」が並んでいます。
「匙」の中には、瓶詰めのジャムやマーマレードなどを、綺麗に掻きだせるようにうまく形状を工夫したものがありました。
う~ン、確かにビンの底の隅に残ったジャムをすくいだせないで何度も何度もスプーンを掻きまわした経験があります。そして結局、悔しいことに底に残ってしまうのです。 それを見事にきれいに掻き出せたら気もちがいいでしょうねえ。しかも素材が木ですから、ガラスの瓶へのあたりも柔らかで気持ちがいいことでしょう。
そういうことを意識して作られています。

奈良県からの出店です。名刺に「箸と小匙」と書きいれてありますから、「箸と小匙だけの」と書いても決して失礼なことはないのでして、そこにこの方と奥さんの自負があるのです。

そうです、奥さんもまた木工をされるのです。お二人の出会いが長野県の工芸を教える学校だということで、同じように元来は家具製作をめざしておられたのです。
「ツーショットで・・」と声をおかけしたら・・・。
彼は照れて、奥さんは髪を直そうとされる。男性と女性の反応の違いですね。
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テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2013/02/14(木) 00:31:28|
- 工芸
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