もう夜も9時半を回って、そろそろ帰らなくてはと三条大橋を渡っていると、ギターに合わせて歌う声が風に乗って、人ごみの向こうから聞こえてくる。歌う人の姿はなかなか見えない。

一緒にいた若い友人が「撮らせてもらったら?!」と背中を押してくれたので近づいてみる。
思わず襟を立てて合わせたくなるような寒風の吹く橋の上。せめて擬宝珠が風除けになっているのか?

聞けばほぼ毎日この辺りでこうして歌っているのだとか。

最近の若い男性歌手は、多くが女性も叶わないくらい高い声の人が多い。世は「高い声時代」だ。
(⇔)

3000ヘルツが人の耳に心地いいらしい。

撮影を申し出ると、「じゃあ、歌います。」といって再び歌ってくれた。
ストロボを使わないで、こんな風にとれるのは実にありがたい。
高感度性能が低いといわれるα900ですらこれだもの・・・。
ところで、ソニーが 「サイバーショット DSC-RX1」などと言って随分と高額なカメラを出した。このRX1では高感度特性を向上させたといいながら、それならあまり活躍の場のないはずのおもちゃのようなストロボをつけて、カメラブレも防ぐことのできるファインダーを省いている。カメラの背中を眺めていろなんて、私にはこのカメラの作り手の意図がよく分からないのです。
(まるで『デフレが続いてきているから生活保護世帯への給付を減らします。と、そういったその内閣がこれからはインフレ・ターゲットを2%に定めます』と言っているのと同じように聞こえる。
それとは別に、ターゲットを決めたからと言って思うようにインフレ率をコントロールできるなんて、どうして言えるんだろう。それができるならばデフレ率だって人為的にコントロールできたはずなのに。
「目標は2%だったけど、4%、5%になってしまいました。うまくいかないものですね。」なんて言いながら実はそれが目的だったりするんだから恐ろし。)
閑話休題
テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2013/02/03(日) 00:03:26|
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