そのカステラは確かに美味しい。
手作り市への出店はまだ日が浅いとはいえ毎回昼をすぎる頃には、人気のカステラは大概「完売」してしまう。
蜜をたっぷりと含んだ安価な「切り落とし」は、一層早くなくなってしまう。リピ-ターの方がまっしぐらにそれを求めに行くからだ。
良質の丹精込めた鶏卵と蜂蜜を材料として、労を惜しまずに作られたカステラ。
昨年12月上賀茂神社で撮らせれいただいた写真。

その時にも既に完売していて、・・・曇っていたこともあって・・・「今度カステラが並んでお客さんが押し掛けるときに撮りましょう。」といってお別れした。

この時にも鶏卵を美山の良心的な養鶏者から譲っていただいていること。その卵を厳しく選別厳し、黄身と白身を妥協なく分ける。丁寧な書く反、泡立て。

お客さんから「もっとたくさん焼かないんですか。」と注文をいただいても「手を掛けることがおろそかになるので、そこは我慢して、一枚だけ焼くということは崩したくないんです。」とおっしゃる。
その話を傍らで聞いている奥さんの誇らしい笑顔。
そんなことがあって岡崎の平安楽市に出かけたのです。ところがつい家を出るまでもたもたと所用を片づけているうちに出遅れて、駆けつけた時には、案の定「完売」でした。

前の写真と今回では一カ月足らずの合間があります。
しかし、この笑顔を比べてみてください。お客さんが喜んで買いもと持てくれたことばかりによる笑顔ではありません。

妥協なく手をかけて作っている自信と誇りから自ずとこぼれてくる笑顔です。
鶏卵の生産者さんへの責任・務め、消費者に対する責任を厳しく自覚されておられます。

大量生産時代の無責任な生産とは対極を行くこの方の笑顔は貴重です。
(電力供給の実態も展望もないのに基本料金だと言って莫大な電気料金を受けとっている電〇〇〇などとは大違いです。電力供給を受けてもいないし、うける展望もないのに料金を払って、大衆消費者には電気料金をあげようなどという図々しい商法とははっきり別次元です。)
この方が毎日どんな気持ちでお菓子を作っておられるか。それはこの子供を見る表情とまなざしで分かると思います。
また一人素敵な人に出会いました。勿論、奥さんもです。
ちなみに奥さんは、「守山 ちどり」さんに出張中です。

過去の作品から
エレキ・ギター作りの職人さんです。
![201106292105218ec[1]](https://blog-imgs-52-origin.fc2.com/s/o/u/soujyu2/20130117134820895.jpg)
全国いろいろなところから注文が来ているようです。
![20110629210529f14[1]](https://blog-imgs-52-origin.fc2.com/s/o/u/soujyu2/20130117134806e8e.jpg)
よく工房の前を通るのですが、今は寒くて、戸を閉めておられますので、ご挨拶もできませんが。
- 2013/01/18(金) 00:13:08|
- 料理
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