日本人を相手にしてさえ、見知らぬ人に話しかけるのを苦手とする私でしたから、まして外国からの人にはなおのことハードルが高かッたのです。いえここは決して過去形ではかけないところです。have+過去分詞で表現しなければならないところです。
でもありがたいことに日本語の上手な方がたくさんいるので、ういう方に話しかけることができるようになりました。
自身のデザインで作ったカバンや財布を販売している方がいました。お店は三条河原町からほど近いところに持っておられます。

目をつぶってしまっていますから、意識的なものでなければ取り上げることはあまりないでしょうが、この方の口元の表情の魅力と、なんだか寒いイギリスを連想させるような雰囲気が気に入ってアップしました。
「シルクロード・トレーディング」というお店を開いています。
写真に見えるのはヤギ皮の鞄ですが、縫製などはインドの小さな工場に依頼しているとのことです。
鞄は軽くて丈夫そうです。デザインも悪くないし使い勝手もよさそうです。 ただ縫製の糸目の正確さ、細部の仕上げの完成度などでは三上さんをはじめとする日本の職人に軍配が上がると思いました。
以前紹介したパン職人のフランス人、ヴィンセントさんと同じように世界各国を回った経験をお持ちです。
学校を出てからはイギリスでワインの輸入をする会社に勤められたのだそうですが、その後いろいろな曲折の結果、日本に住んでおられます。

6年前に日本に来られた時には「日本語はゼロでした」ということですが、流暢に話されます。
世界を回った経験が、インドで縫製をして日本で売る。一方南米の国やカナダなどとの提携で・・・と世界を結んで活動されようとしています。
「自由」ですね。「はい。」・・・ここでも「自由」がキーワードでした。
日本人ではなかなかとれない表情ですね。私としてはかなり気にいっています。

外国の方と話をしていて感じることは、それぞれに自前の「世界観」を感じるということです。人生の送り方にしっかりとした軸があるということでもあるでしょうか。
お話をしているとああいうことも聞いてみたい、こうしたことについてはどう考えているのだろうかと長くなってしまいます。

「私はこうするんです」というものをしっかりと感じるのです。
マスコミ操作によって選挙での投票動向が影響され、CMやTV番組によって消費動向が一挙につくられている日本の風景を見ると、日本での「個の形成」はいまだしだと思わずには居られません。
テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2013/01/04(金) 00:26:54|
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素晴らしい人ですね!
ぜひとも、京都に行き買い物もしたいけど、会ってもみたい人柄です!
- 2013/04/05(金) 18:11:44 |
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