昨年、壬生寺の周辺で偶然にお会いした中国からの女子留学生。その方は東大の大学院で学ばれている方ですが、その旺盛な好奇心と自覚的な学習意欲に触れ、また日本では希薄になった対人的な礼節のある言動を見て感じた中国青年への興味。それがこの人たちとの出会いにつながっていました。
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その留学生から感じられたものが例外的なものではないのだということをこの人たちに出会って確信したわけです。
無論、今の中国の若者(だけに限らず)の持っている良質な面も、今後の中国の近代化によって・・・日本でも他のアジアの諸国でも進行してきた、あるいは進行しているように・・・これから失われたり変容していくのでしょうし、日本人の一般的な価値観からいえば、首をかしげざるをえない面がないとは言えません。
私には中国礼賛論に与する気持ちもありませんし・・・。

ただ、石原某氏などがまき散らしている品の無い中韓の人々に対する侮辱の言葉は、ことの一面をいたずらに拡大しているだけのことだとはいえると思います。彼らの傲慢な自意識から出てくるこうした言葉が実に偏見に満ちているということの反証に、この人たち自身の存在自身がなってくれています。

それにしても・・・話は変わりますが・・・綺麗な紅葉でしょ?!
ちょっと時節外れというか、遅い紅葉の写真ですが。
ここは紙屋川の上流にある「しょうざん」という施設のお庭です。ただ、ここも別の場所にあるお庭は料亭利用者にしか見せないという風になってしまっていて実に残念なんですけど。

ポーズも何もありません。ただこの人の魅力に任せて撮っているだけです。

観光案内の途中です。


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今年は竹島問題、魚釣島問題がクローズアップされました。韓国や中国の言動もかなり強硬です。
それにつけても、日本は今とは異なった東アジアを(それゆえ今日とは違った北朝鮮や韓国、それに中国やロシアを形成しながら、)、いいかえると日本国憲法的な日本と東アジア世界をつくる絶好のチャンスを自ら放棄して来たといえるとおもいます。今はまだそういう平和な東アジアを形成するうえで日本がイニシアチブを発揮する為のいくらからのアドバンテージがあると私は思っています。が、国防軍構想や核武装論者の発言、日本の経済力の相対的な低下、日本人のゆがんだアジア意識の形成(保存)などによって、そのアドバンテージはずいぶんと掘り崩されてしまっていると思います。これは世界史的な損害だと私は思っています。戦後の保守政治家の世界史的な失策、大失態です。
日本国民が世界史の上で「名誉ある地位」を得られる絶好の半世紀を無為に過ごしてしまった、いえむしろその逆コースを歩んでしまったことは返す返すも悔やまれます。
しかし、残念ながら日本の保守政治家と少なくない国民はこれからもまだしばらくその「逆コース」をだどるつもりのようです。
忸怩たる思いが募ります。



テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2012/12/30(日) 00:13:42|
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いつも貴重な情報をいただいて感謝しています。
明るく元気なパルチザン。陽気で楽天的なレジスタンス。
ナンクルナイサー と笑い飛ばしながら、明日に希望をもっていきたいものです。
- 2012/12/31(月) 11:05:36 |
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- soujyu2 #-
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