彼は革製品を作っている。
私のカメラのストラップはカメラを購入した時に付属していたもので、連日持ち出すので合成皮革部分がはげて来て、ちょっと貧相になってきました。これが本革なら使いこんだ艶がでてカッコいいのになあ、なんて思っていたのです。それになんだかカメラとのバランスがよくないんです。滑り止めの感触は悪くないんですがちょっとチープなんですね。それにメーカーのロゴが入っている時点で「趣味が悪いなあ。」と思ってしまうのが私なんです。
ソニーのカメラ作りの考え方には、・・・少なくともα900の時点では・・・共感することがあったにしても・・・、です。
彼の「見世棚」には、一眼レフカメラにつけられた革製のストラップがありました。

どうやら彼自身も最近一眼レフを手に入れて写真を楽しんでいるようです。

革と可愛い柄の布を合わせたストラップなどもつり下げられていました。
ここにも「カワイイ」が浸透してますね。
その流れも認めつつも、「でもね。僕たち団塊の世代のオジサンたちとしては・・・。」などとまたおしゃべりをしました。
製品の完成度を大事にして、と。

彼もヴィ氏と同じように、日本各地を旅してやがてこうした技術を身につけて今に至っているようです。
「ヴィ氏程の規模じゃないけど・・・。」といいながら色々な経験を話してくれました。

どうですか?このストラップ。何かもっと、という注文はありませんか?というので。
「そうだねぇ。これまでの経験で困るのはレンズキャップの始末だね。ついどこにしまったのか分からなくなったり、どこかに置き忘れたりする。ライカのある機種の様にカメラ本体に細いラインでつながっているというのも一つの工夫だけど、僕の感覚から言うとカッコ悪い。それを何とかしたいね。・・・」
「ふ~む。」

何とかする為のアイディアが浮かびかかっているようです。実用にはなかなか難しさが出てくると思いますが、彼の秘めたワクワクが顔に出てきています。 いいですね。

テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2012/12/03(月) 00:09:22|
- モノづくり
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