皆さんは、パンデイロという楽器をご存知ですか。
「それはタンバリンですか?」 私の第一声です。

この楽器はタンバリンではなくて「パンデイロ」というのだそうです。
サンバの演奏に使うのだそうです。
サンバといえばまばゆい強い太陽のもとでは芸リズムに撮って陽気に奏でられる音楽のような場印象です。しかも、そのリズムに合わせて踊る女性の衣装というか飾りは原色鮮やかで、肌の露出はこれでもかというものです。

この方は基本的リズムを繰り返す練習をしておられます。
音楽、しかもサンバを奏でているというより何やら宗教的な修行をされているような雰囲気です。

禅の瞑想の境地といった風ではないですか。
お話を聞くと「実は仲間には、あまりにもストイックな演奏だとよく言われるんです。」とのこと。なるほど。
「演奏の時は体をゆすってリズムに乗っていくんでしょうか?!」 と半信半疑な問いに
「まあ、演奏の時にはですね・・。」

タンバリンですかという問いに対しては、すぐに「触ってみますか?叩いてみてもいいですよ。こんな風に指で叩いたり、親指の付け根あたりで叩いたり、・・。」と楽器を差し出してくれました。

形は小学校で見たタンバリンそのものです。幾分重量があり、これを右手で持って組みこまれた金属の小さな皿をあわせたシンバル状の部分でリズムを刻み続けるのは大変です。手首にも腕にもずいぶんの負担です。
写真でご覧になれると思いますが、その金属の小シンバルには板状の「ミュート(弱音器)」がつけられています。
なるほど、これを外すからあの大きな激しいリズムが生まれるのか。
テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2012/11/03(土) 00:40:59|
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