先日、妻がソファの前に置く小さなテーブルがほしいと言い出して数店の家具店を回りました。結局、古い家具を輸入している店でイギリスのGプラン製だという小さな六角形のものを購入しました。
Gプランがどのような家具メーカーなのかよく知りません。
今日お訪ねしたこの家具クリニックでその話をしたら「Gプランですか・」というのでどうやら有名なメーカーのようです。
その家具の誕生は私と同じ年だということです。

職人さんが、建物や工芸品を解体修理すると昔の職人との会話が楽しめるといいます。
少し以前に「いい仕事してますねぇ。」という言葉がはやりました。わたしは社会のあちこちでされているすべての仕事で、人からこういう風に言われる仕事をめざしてほしいなあと思います。そして、そういう仕事を見たら「いい仕事してますね。」と率直にほめ評価する社会であってほしいと思います。
さらにそういう仕事を認めたら相応の金銭的負担をして、作った人に報いることができる社会であってほしいと思います。
安ければ、見てくれがよければ、儲けになればいいってものじゃないと思います。
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私の父親は個人経営の洋服屋をしていました。
「労働者の賃金が上がらなければ、職人の生活もよくならない。労働者の購買力をあげなければ洋服だって売れない。」とよく言っていました。
労働者がストライキをやると「迷惑だ」と敵対視させられているそれ以外の人々の狭い考え方が結局不景気と低賃金のスパイラルをつくっているのだと思います。
正規職員の労働者が不正規やパートを差別して自分さえよければいいという組合活動をしていたんではダメだと思います。農民のためにデモができない労働組合ではダメです。そう思います。
話がそれました。

今日は突然工房に入れていただきました。
どうぞ撮ってくださいとお許しを頂いて撮ったのですが、お一人お一人にとってはあまりに唐突でしたので、あまり顔を覗き込みませんでした。
「また、いつでも」と言っていただいたので、お言葉に甘えて撮りによらせていただきたいと思っています。
どの方も、とても親切な笑顔で対応してくれました。
テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2012/10/29(月) 00:51:40|
- モノづくり
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