「写真写りが悪い」 なら、逆もあるはずですよね。
マイクを通すと「いい声になる。」 マイクを通した声が悪い も同じことでしょうか。
う~む、問題は案外深いのかもしれません。

この方は緊張すると瞬きが増える方なんですね。ですからレリーズをおすときに「よしっ!!」という判断と実際のシャッターの動作とのタイムラグが、瞬きと同調してしまうのです。

撮影者のレリーズをおす動作と被撮影者の瞬きが妙に同調する方がこれまでも何人もおられました。
そういうときにそのタイミングをずらす工夫をするのですが、中には「重症」の方がいるんです。

おそらくその方はとても真面目で、撮影者をとても意識してくれる方じゃないかなと思っています。
「ちゃんとしなきゃ」と思ってしまうんじゃないでしょうか。
撮影されることに戸惑いながら「目線はどうしたらいいんですか?」「口は」「ポーズは」と撮影者のためにいろいろ考えて全身で撮影者の思惑を感じ撮ろうとしてくれる、そこで同調してしまうということがあるようにも思います。その緊張がこの方の場合に瞬きになってしまう?
他の方ではほほの筋肉や口元がこわばる方もいます。
いえ、私にはよくわかりませんが。
(⇔)

私たちは人の印象を「静止した形」で形成しているのではなく、動きつまり生き生きとした表情によって形成しています。その印象と静止画とのギャップという問題もあると思います。
私の課題の一つです。

この方の素敵な笑顔を撮れるまで「次回お会いした時にも撮らせて下さいね。」とお願いしておきました。
それまでにもっと腕を磨いておきます。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2012/10/11(木) 00:31:55|
- 絵画
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