成安造形のクラスを越えた有志が集まって「沈んだ街とパールの小部屋」と題してグループ展を開いている。
ここはギャラリー「Take Two」 御池通り、御幸街を上がる。
大学の4回生は「最後の夏休み」を過ごしている。
4回生では、就職活動や卒業制作という大きな山がある。大学や学部によって就活のピークは違ってくるだろうが、彼女たちにとってはこのグループ展を終えないと・・・。
たまたま在廊していたお二人にお話を聞かせていただいた。
私が訪ねたのは二日目。ここのギャラリーは大方のギャラリーが月曜は閉廊するのに、ここは少しばかりカレンダーが違う。これまでのケースから言ってもかなり融通がきくようだ。
今回は9月二日の日曜日まで。
海に沈んだ街の上を悠々と泳ぐバラクーダが巧みに図案化されたタペストリー。
怪異な雰囲気で描かれることの多いバルクーダがどことなくユーモラスに形象されている。

グループ展に参加しているのは、専門の違う8人の男女。
たまたま私と鉢合わせしたのが幸か不幸か分からないが、突然の撮影に幾分戸惑い気味だが・・。

上の絵にある文字のデザインをされたのがこの人。
深海魚は目が見えない・・目が見えない人の読む点字・・そこでパールの滴のような点字の「点」とイラストを組み合わせている。
深い海の底から波に光が揺れる海面を見上げてもらった。

もともと技術もないうえに、撮影にブランクがあるせいか、暗い室内では自信がない。
そこで入り口付近に移って、確実な一枚を。
しかし、白い服を「飛ばさない」ようにすることなどすっかり忘れている。

ここでは髪をつぶしてしまっている。せっかく若々しい笑顔のモデルなのに、画面も窮屈だ。



お二人の気持ちを解きほぐして、多少姿勢や雰囲気に変化を与えるためには私の方に余裕がなかった。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2012/08/29(水) 01:16:11|
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