たまたま今、ショパンの「別れの曲」が流れています。私の好きな曲の一つですが、学生の去った校舎やグラウンドというのは一種独特の感傷を呼び起こします。
おそらくはもはや二度と会うことのない若者たち。わずか5か月の交流でしたが、私にとっては得難い経験でした。

中国では日本でより、人間関係はシンプルのように感じました。夾雑物が少ないのです。
「写真撮らせて。」「はい。いいです。」
「日本に紹介するけどいい?」「はい。うれしいです。」

肖像権のことも、プライバシーの理解もあります。ですが、そうしたことについてのスタンスや感性が違います。もちろんこれには良い面と否定的な面があります。ですが、いろいろこねくり回しているうちに、人権もハラスメントも、それって本当はどういうことのためにあるのかということが混乱してしまって、何もかもがこんがらがっちゃってる日本とは違って、簡明です。

レンズの向こうに余計な幕がありません。

あす教室でスクリーンに映し出されることを知っていますが、余計な演技はありませんし、衒いはありません。私に対してもかまえるところがありません。

二人とも170センチを超える長身ですから腰を下ろしてもらっています。ハイヒールを履けば180センチです。

彼女たちの注文は「脚が細く長く・・見えるように」
すると「そして体も細く、肌は白く、きれいに・・・ 」と彼女たちの要求を代弁して周りの友人たちが囃し立てます。
テーマ:女性ポートレート - ジャンル:写真
- 2012/08/28(火) 01:42:29|
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可能性がいっぱいあって夢を叶える力もある、まっすぐで迷いがない。羨ましいし、どこまでも行ってほしいですね。
「おそらくはもはや二度と会うことはない」とsoujyu2さんは書かれましたが、きっと素敵な偶然と必然が重なって、彼女たちの人生とまた交差することがあると思いますよ。
- 2012/08/28(火) 23:05:42 |
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