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素敵な人たちと

素敵な人たちと一緒に素敵な写真を撮ります。 なお写真のコピーはご遠慮ください。

素敵な人たちと  by 蒼樹  「歌声よ ガザの空に 届け!」(蒼樹)  Ⅰ

 いま世界は多くの戦争や紛争を抱えています。
 ウクライナ・ロシア戦争然り、イスラエルによるパレスチナ侵略戦争然り、ミャンマーの軍事政権の軍事的民衆弾圧。
 アメリカが無法に軍事攻撃したアフガニスタンではアメリカのご都合主義的な「放置」で、事後は四分五裂の軍事紛争が続いていて人々は死の恐怖におびえ続けています。
 アフリカでは、日本の私たちにはほとんど知らされない紛争対立がいくつもあります。
 そういう中で日本も着々と戦争をする国へと変貌してきています。
 
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 第一次大戦後の世界を「ベルサイユ体制」といいましたが、第二次大戦後を何というか。
 いずれにしても、いわゆる東西冷戦状態が終わり、一瞬アメリカの単独の世界支配体制が生まれました。が、それもつかの間、今はまるで違う局面へと進んでいます。
 それを多極化の時代というかどうかは別として、こういう世界の様相の変化の底流に何があるか、その特質は何か、その中で日本はどういう位置と働きを持っているのか。  実は多くの日本人(私も含めて)はほとんどわかっていないのではないかと思います。

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 イスラエルの「ガザ侵攻」に対して国連の総会では
 「【ニューヨーク=佐藤璃子】国連総会は27日、イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突をめぐる緊急特別会合で、人道回廊の設置や「人道的休戦」を求める決議案を採択した。採択に必要な投票全体(賛否のみ)の3分の2以上にあたる121カ国が賛成した。米国やイスラエルは反対し、日本は棄権した。」と報じられました。
 国連加盟国は日本を含めて196か国です。121か国というのは約62%に当たります。
 アメリカ、イスラエル、NATO諸国、および日本などは、世界の少数派です。

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 日本では、G7などを極めて重視していて、そのG7こそ世界を主導しているのだというような考えが一般的です。が、果たしてそうなのでしょうか。
 主要7カ国(G7)は40年前には世界の国内総生産(GDP)の6割ほどを占めて、世界を主導するだけの実力がありました。しかし、最近では、それが4割ほどに大きく後退しています。中でも、アメリカは、1970年には、ただ一国でも国際経済の中に占める力が、GDP表示で31.7%もあり、(ちなみにこの頃は、二位がソ連邦で12.7%、日本が6.2%。)ました。これならG7で決められたことが、良かれ悪しかれ否応なく世界を規定していくでしょう。中小国はそれを拒否しようがありません。ですから国連などはあってなきがごとしでした。最近、国連の無力が取りざたされますが、今に始まったことではなくて、それはアメリカを中心とする大国に責任があったわけです。


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 それが、2020年ではアメリカが世界のGDP総計の21.9%へと凋落しています。(ちなみに第二位は中国で18.4%、日本は5.3%、そしてロシアはなんと1.7%。)
 ただ、アメリカの実力は、数量的は21.9%だとしても、その質、つまり軍需生産の水準や世界経済の金融システムと情報を握り、食料やシェールガスといったエネルギーに関しても戦略的に重要な世界経済の管制高地を握っているという点で、中国の18.4%や中小国のそれとは単純な比較はできませんが。

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 ここで、私たちが注目しなくてはならないことがあります。
 国連で121か国がアメリカに異を唱えているとして、それらの弱小国がいくら束になっても世界を動かせるわけではないという人もいるわけです。そこで、次のことに注目してほしいと思います。
 すなわち、世界のGDPに占めるいわゆる「北」の先進資本主義国と「南」の発展途上国の割合です。
 今の政情を念頭に置いたときに、・・・つまりグローバルサウスなどの台頭… 中国+インド+その他のGDPシェアです。
 1970年には、それ等の合計は31.6%でしかありませんでした。それが、2020年にはなんと、57.8%になっているのです。
 これを国連の動きとして考えたときに、1970年ころには、先進国以外の意思が国連総会で一致して示されたとしても、それは世界のGDPの30%の声でしかなかった(しかも、それらの国々の多くは、先進国の経済的支配下にあり、貧困にうめいているうえ、独立性や自主性は大いに制限されていたのです。)ものが、今や世界のおおよそ60%の経済力を代表していると言うことになるのです。

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 だが、そんな数ばかりの烏合の衆が何ほどのことかと思われるでしょうか。
 確かにその通りです。 
 そうした中小零細国がいくら多くを占めてもそれがばらばらであればなんの力にもなりはしない。
 しかし、例えばASEAN。ASEANでは内部的に利害や歴史的な対立を含みながら、各国間や域内の対立は非軍事的に解決するという明確な意思を示していて、東南アジアにおいて重要な地歩を占めています。それは中国に対する牽制力さえも発揮していて、この地域に紛争が起こることのない世界を築き始めています。
 ラテンアメリカでは、それぞれに国々の利害の対立や国の制度や社会展望に違いはあっても・・・かつてとは違って・・・反米では広く一致する結合があります。もはやアメリカの「裏庭」の地位に甘んじてはいません。
 中国は「一帯一路」戦略で東アジアから中東、さらにはアフリカまでの、彼らなりの経済的な「結びつき」を提唱しています。
 (これを中国の「覇権主義の現れ」だというのは事の一面的な評価だろうと、私は思います。)
 イスラエルのパレスチナ侵攻に対して、アラブ諸国の反米、反イスラエルの結合はますます強化されています。
 アフリカ諸国がアメリカやイギリス、フランスなどの先進資本主義国に、そろいもそろって賛同しないのは、19世紀20世紀の帝国主義的な植民地支配の経験やその後の約束されたはずの「独立」を台無しにする干渉政策の煮え湯を飲まされてきた「共通の」経験があるからです。

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  1. 2023/11/28(火) 00:00:01|
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Author:soujyu2
 人はいろいろな場所で様々な思いを抱いて頑張っています。そんな人々の素敵な表情を追いかけてみようと思います。
 「素敵な人たちと」の出会いが私をワクワクさせます。

People hold various thoughts and are doing their best at various places.
I think that I will pursue such people's great expression.
Encounter of "nice people"
excites me.


 大変恐縮ですが、無理をお願いして撮らせていただいている写真です。ご本人のためにも無断でのコピー、転載は固くお断りします。

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