皆さんにお礼を申し上げます。ご存じのようにFC2ブログではジャンルごとにランキングが出ます。
昨日の記事について写真全般の中では「7位」、人物写真では「1位」でした。4日の記事について全般で「14位」、人物写真で「1位」だったのですが、一日だけの偶発事だと思っていました。人物写真のジャンルは参加者も少ないですし、そもそも人物写真でないものや公序良俗的にいかがなものかというモノも少なくないので、その中に紛れてしまうのではなくて「1位」になったのは、うれしといえば大変にうれしいのです。が、何しろ母数が少ない。それで写真全般の中での「14位」は、「ふむ、なかなかのものじゃないか。今日だけは機嫌よくしておこう。明日はどのみちいつものところに戻るから。」などと思っていたのでした。それが「1位」と「7位」なんですから、「三日天下でもいいからせめて今日のところは喜んでおこう。」という気持ちです。これぞ「一喜一憂の種」です。
これも皆さんが見捨てないで見てくださったおかげです。感謝申し上げます。
宇都宮のOさんもありがとうございます。 さて、今日投稿する写真は、先日の豪雨の後の鴨川で、石段に腰を下ろして足先を流れに浸していた素敵な女性です。
USAの南部の州から京都のある大学に環境問題の研究のために来ているんだと言っていました。
川の流れが激しくてドウドウと音がするものですから、私の声が聞こえないままの撮影ですが、いろいろな表情を見せてくれました。実に聡明な人です。
ユーラシア大陸の東の果てにある弧状列島に世界のあちこちから人が来る。
私の写真は「正倉院」かもしれない(笑い)と思いながら撮っていました。

前日激しい雨が降りましたから鴨川は増水していました。
私もその様子を見るふりをしてあたりを眺めていましたが、ふと、この人と目が合い、互いに会釈しました。
彼女の笑顔はとても魅力的でした。
流れに濡らしていた足先を引き上げて石段を登っていくので、「Hello. I'm a ・・・・.」と声をかけると、「ア・ナ・タは日本人ですか?」と流ちょうな日本語。
日本生きてまだ一年だというのにこの流暢さはどうでしょう。

「あなたが水の流れを見ている様子が良くて、写真を撮らせてもらいたいと、頼もうと思っていたんです。」と。
「そうなんですか。…それはうれしい。撮ってくれますか? では、どうしましょう。」

「時間は大丈夫ですか。もしOKなら、もう一度石段の、ここまで降りてもらえますか?」
と元の一番下まで降りてもらいました。
水かさが増して、いつもなら降りていける場所には行けません。
ですから撮影の足場を探すのに慎重にならないといけないのです。
溺れてもカメラは放しませんでしたというのでは美談にも何にもなりません。
死んで花実が咲くものか。 まだ10回の個展をやり遂げていないし、3000人を撮るのもずっと先です。
7月には「素敵な人」に会えるはずです、それを達成しないで「おぼれ死んでなるものか。」

彼女の故郷の海を思い出していたそうです。
水辺が好きなんですね。
私が少し顔をあげて、とか、目線は・・・とか言っても「水の音であなたの声が聞こえません。」ということで、私の声は水のドウドウという音にかき消されて届きません。
でも聡明な人なんですね、いろいろ工夫をしてくれていました。

写真は別にしても、今度ゆっくりお話をしてみたい人でした。
ドクターコースで研究をしているということでしたがお幾つなんでしょうね。

この人の写真の顔をクローズアプしてみてみると、素晴らしく魅力的だということが一層はっきりします。
目の表情が知的できれいなんですね。

まだしばらく京都にいるわけですから、またどこかで会いたいなあと思いました。
- 2023/06/08(木) 00:00:03|
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