久しぶりに上賀茂神社の手作り市に行きました。
知った顔にあいさつして回ります。しばらく会わなかった青年カメラマンのTさんに会いました。手作り市の出展者の写真や街のパン屋さんを取材して撮影する活動でちょっと名を知られるようになっています。
そして「野良猫」たちのなどの写真を販売していて、今は寄木で作ったアクセサリー製作にすっかりはまっている写真家のIさんにもご挨拶。

いつもの場所じゃないんですね。
と、Iさんのお店の背後で・・・。
青年が着物の片肌を脱いで矢を射始めました。
「案外当たるもんなんやな。」とIさん。 「そりゃそうでしょ。」と声を出さずに、私。

この青年がひとしきり的を撃っていたのですが、着物を直し、弓懸や「したがけ」を外してしまいましたので、「もう終わりですか?残念だなあ。片肌脱いでうつところ撮らせてもらおうと思っていたのに。」と思わず声をかけてしまいました。
すると、「そうですか。では。」とすぐにまた身支度をして、片肌脱いで・・。

「撮ってもいいって?!」と向こうでIさんが私に目配せで訊いています。 「大丈夫です。」
むろん的に矢を当てるということが肝心なんでしょうが、伝統的な様式美というモノもありますね。
その様式のなかに息を整え、気を凝らす一連の流れがあります。
そしてその様式を美しく実現するには鍛えた体が求められます。

彼の肩から二の腕の筋肉の発達は見事ですよね。
実は私の甥は高校、大学、社会人と弓道に嵌っていましたから、幼少のころは虚弱に見えた体が見事に筋肉の盛り上がった体になりましたね。
ボディービルで作ったからだとは異なる美しさを私は感じます。

見事、的中です。

所作にもそれぞれ意味があるんでしょうが、私は門外漢で・・・・。
- 2023/06/05(月) 00:00:01|
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