写真は5月23日から5月28日まで同時代ギャラリーBisで 「SWEET WOMEN & SHOES 女とくつ 」 を開いていた「絵画、オブジェ、インスタレーション、映像など多様なメディアを扱い、ロンドン、パリと京都を拠点に活動する」申芳礼さんです。
彼女の問題意識のすべてをトレースすることはとてもとてもできませんが、まさに「自律する女性は美しい」を感じさせる人でした。
私の写真展では「素敵な人たち」との「人間交叉点」を展示するのがテーマですが、申さんはぜひその中に加えたい方でした。

この人の写真をFBに掲載したところ、すぐさま『美しい』とコメントをくれた女性がいました。
その人も美しい魅力的な女性です。
私は、これまで数回、個展やグループ展の時に「おじさんシリーズ」と題して還暦を過ぎた男性の写真を10点前後展示してきました。
20歳前後の若い女性の写真も魅力的ではあるんですが、そして人の魅力や美しさというモノが年齢に縛られるというモノではないのですが、『美しい女性たち』シリーズもやってみたいと思っているのです。

それで、申さんの様な方を探しているんです。
今思い浮かぶのが…先ほど紹介した、すぐに申さんを『美しい』といった方。
丹波で実業家として活躍しながら個展芸能に向き合っている方。
とても魅力的なので若い女性カメラパースンに「専属カメラパースン」を先に宣言されてしまった方。
そして最近見つけた東海地方の女性実業家。
まあ、要するに見かけ上男たち、見かけ上女たちなどなど世の中には魅力的で美しさを持った人がたくさんいるわけで、もっともっと見つけたいのですね。
そして、中でも「自律する女性」は、まだ古びないテーマだと思うのです。
(実は「自律する男たち」がどれほどいるのかいないのか、これまた大きなテーマなんですが。)

写真の端に写っている「棒」は、実は、三味線の棹なんです。
この個展会場でミニコンサートをするためにおいでになっているキャリア50年の「女性」三味線演奏家がいるんです。
この自律した「女」たちが申さんを慕い支援し共感して集まってきているのです。
つい最近大きな規模で開かれていた京都グラフィー。それにはサテライト会場として100を超えるギャラリーやホテルやが参加したんですが、それを取りまとめる・・・実は京都グラフィー発起人の一人である女性もこの会場においでです。

フランスとイギリスにも活動拠点をお持ちで、時々日本に帰ってくるのだと言います。
昔、「狭い日本にゃ住み飽きた」なんてセリフがありましたが、「こんな世界やだ~」とばりに雄飛しているわけです。
「やだ~」と否定し拒絶するだけなら帰っては、来ません。 ここが強さですよね。
まっとうに見つめる目を持つ人、それが美しいのです。

④:北朝鮮が「人工衛星」打ち上げ用のロケットだといっても、内容的に弾道ミサイルと変わらないから「弾道ミサイルだ」と政府もマスコミも言います。
が、一方ではこの人工衛星は「軍事偵察用だ」とも・・・・専門家の話として・・・付け加えるのです。 なんとしても長距離弾道ミサイルだなどと言い募るのはあまりに恣意的でしょう。
さて、先般、日本政府と国会は敵基地攻撃を可能とし、しかも専制的攻撃もありうると決めてしまったのです。しかも軍拡予算のための財源確保法まで。
だとすれば周囲の、・・・日本にとっての「仮想敵国」とされてしまっている・・・・国々は、彼らの「敵=日本」の動向を細部にわたっていち早く収集・把握する必要があります。
そのためには高性能の軍事偵察衛星を飛ばさないといけません。いつ日本が勝手に「某国に日本への攻撃の動きがある」と決めつけて「先制攻撃」を仕掛けてくるかわからないからです。当然の判断でしょう。
過日、北海道にミサイルが・・・といったことがありましたね。Jアラートまで出されました。その時に日本政府は打ち上げについても、その飛行の状態についてもほとんど把握できていなかったのです。ロケットが北海道に飛来する時間帯までには道民に情報が伝えられず、ずっとどこかに行ってしまった後になって、あれはロケット本体ではなくて切り離されたブースターだったらしい。そして、それが北海道にまで届いたのか、どこにいったのか補足していないので皆目わかりません。ですから避難を続けなくていいです、と。
あたかもそのミサイルが日本を攻撃目標にしたものであるかのように騒ぐ姿も異常でした。(「落下物があるかもしれないから危険」ということであれほど大騒ぎしたのです。が、その落下物が降ってくるゾーンの想定さえ示せず、飛来しているものの正体もつかめず、「来るのか来ないのか、どこに行ったのかもわからない。」つまりは「危険」の中身が不明なJ・アラートだったのです。ただただJ・アラートを出したかっただけというお粗末です。)
こんなに主権的な情収集力の乏しい日本国が「かの国が日本に先制攻撃を仕掛けようしている。」などと判断するとしたら、そしてまたそれに伴って「敵基地攻撃」をしかけるなどとしたら、これ位、危なっかしいことはないのではないでしょうか。
日本政府は「事実」を棚上げにした妄想的な判断、実行をしかねないのです。それは、某国にとっても・・・そして日本国民にとっても・・・実に剣呑なことです。
北朝鮮が急ぎ軍事偵察衛星を日本の頭上に打ちあげるとしたらそれに文句を付ける資格が我が国にあるでしょうか。彼らにとっては合理的判断ではないでしょうか。
もし、仮に北朝鮮の今回のロケット打ち上げが「軍事偵察衛星」の打ち上げだとするならば日本こそがその打ち上げの「彼らなりの」正当性・必要性と動機を北朝鮮に与えたことになりはしませんか?
- 2023/06/02(金) 00:00:01|
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