私の妻は大原の里が好きで、仕事で神経が疲れたときなどによく連れて行けと言います。
ここには朝市が二か所で開かれるのですが、それはこの人が立っているずっと向こうの畑が尽きたあたりのやや左手とやや右手です。です。

そこらあたりからするとここらあたりは盆地の南の端に近いところです。
ですから、これまで1,2度来ただけです。
この方の背後に写っている手すりの向こうは細い川で、それが右手に流れていて、さらに広い川に流れ込みます。
その川沿いにはやや広い場所があって、私が以前一人で来た時には若者が二人で焼き肉の支度をしていました。
このブログにも登場してくれています。

私より小学校で二回り先輩になる方です。
この脇にはお孫さんの仕事場があって妻君と一緒に今日は焼き肉に招かれているのだそうです。
「どうですこの辺りの景色は・・・。」と大いに自慢げです。 全く自慢に値します。
山並みと言い、広い畑の景観と言い、そして足元に流れる清流。申し分ないですね。

撮らせてもらえないかというと快諾していただけたのですが、ぜひこの景色を背景にして・・・と歩みだします。
この日は好天でまともに光が当たりますので、風景を撮るままになっていた設定では・・・と思いはしたのですが、気持ちの元気さに比べて、いささか足元がおぼつかない。
一瞬、自分の父親の晩年の様子と重なって慌ててそのままシャッターを切ってしまいました。

私が以前度々通っていた理髪店のご近所さんだということで急に距離も縮まりました。
しかも理髪店の先代のご主人とは同じ喫茶店のご常連仲間だったそうです。
その先代さんも拙ブログに登場していただいています。撮ったのは現役のころで、ハサミと櫛を持って椅子に掛けたポーズの写真だったと思います。私の「良い髭だから伸ばしたらいい」と勧めてくれて、いつも実に丁寧にそのひげを整えてくれていました。
お亡くなりになったとのことでした。

どこでどんな風につながるかわかりませんね。
奥様は大変にお元気ですからまだまだお二人の楽しい生活は長く続くことでしょう。

北朝鮮が「『人工衛星』を打ち上げると予告した」ことについて、岸田首相は「衛星と称したとしても」それが弾道ミサイル打ち上げ技術と同じ内容を含む以上は国連決議違反だとして必要な処置を講じるように各方面に指示したとのことだ。
それに伴い「浜田防衛大臣は自衛隊の部隊に迎撃態勢をとらせる破壊措置命令を出しました。」といいます。
こうした一連の情報に接すると、いったいこの日本という国の政府やマスコミは何をやっているんだろう。自分のしていることが分かってやっているんだろうかと、もうあきらめともいえるほどの脱力感を感じます。
問題があまりにも多くてとても一言では言えないのです。
長いですがぜひ読んでいただきたいと思います。
①:北朝鮮は「人工衛星」を打ち上げるんだと言っています。
我が国も人工衛星の打ち上げをたびたびしてきています。その場合に他国が「人工衛星打ち上げのロケット技術はすなわち弾道ミサイル打ち上げの技術に転用できるものであり、表向きは人工衛星打ち上げが事実であったとしても、その実態は弾道ミサイル開発だ。」と非難してきたときには、その非難はごもっともだというのでしょうか。
当然そうでしょうね。
そうでなければダブルスタンダードだということになります。
日本のロケット開発だけが、言葉通りに微塵も弾道ミサイル開発にはつながらないと理解されるべきだなんてことは、身内の論理でしかありません。世界には通じないのです。
原子炉で貯まりに貯まっているウランが日本のそれは決して核兵器の材料にはならないなどという理屈は通らないのと同じことです。
いや、それは相手があの北朝鮮なのだから額面通り受け取れというほうがおかしいという方もおいでだろうと思います。全くです、その通りだと私も思います。
だから、同じことが日本に対しても言えるんだということを私たちがちゃんと理解しているかどうか、そこが問題だと思います。
「防衛のためなら核兵器を配備することも可」としようとしている政権が、また核兵器保有も憲法の許すところだといった岸信介の政治理念を受け継いでいる旧安倍派が多数を占める自民党が与党である政府が先に書いたようなことを言ったとしたら、ごく当たり前の知性を持った人々や国が、全然、納得しないのは理の当然だと思われませんか。
②:浜田防衛大臣は「迎撃態勢」をとることを命じました。そして各放送局はそろいもそろってそのままに情報を垂れ流しています。
「迎撃」とは「攻めてくる敵を迎え撃つこと」です。
北朝鮮のロケットは日本を攻撃するために発射されるのですか。それを北朝鮮は「予告してきた」と? なんてとんまな話なんでしょう。 北朝鮮の「宣戦布告」はあった?! その開戦の大義名分は? 「イヤ、北朝鮮なんていう無法な、ならず者国家が国際法に従って『宣戦布告』してから戦争を開始するなんてありえない。奇襲してくるに違いない。」とでもいうのでしょうか。日本がそういう国家であったから世界のどの国も同じだと想像するのは、それはそれで日本の自然の生理でしょうが。
しかし、北朝鮮は、これからロケットを発射しますよ。ロケットの発射軌道は以下の通りで、ブースターの落下予想地点は以下の領域ですよ。ご注意ください。」と予告して一発だけ撃ってくるんです。それで日本攻撃ですか?
そんな戦争の仕方がありますか?
「迎撃」態勢ではありえない「撃ち落とし」の態勢のことをあえて「迎撃」態勢だと言い、マスコミにも何度もその言葉を使わせて国民に「反撃するんだ」「迎え撃つんだ」…ロケット発射は「北」の日本に対する「攻撃」「侵犯」なんだ、北は攻めてくるんだという「印象操作」をしている、それが事態ではないですか。
こんな風に、事実を確認するのでもなく、合理的に判断をするのでもなしに、あえて誤った言葉を乱用して、国民の情緒的な不安を掻き立てて煽り、そうした高ぶりの中で物事を判断させ行動させようとする。であるならば、今、政府とマスコミがしていることは、旧統一協会と同じマインドコントロールをしていることになりませんか。
確かに自民党と旧統一協会は相性がいいわけですが。
- 2023/05/31(水) 00:00:02|
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