橋の下ですから音が反響して豊かに聞こえるのは道理です。
でも、この人の音はそれを越えていることは明らかでした。
しばらく聞かせてもらって声をかけました。
私は、この人が日本人だと思って声をかけたのでしたが、日本語は少し話せますが「日本人ではないです。」とのこと。

中国の生まれで、今はオーストラリアに住み、そして目下、日本語を学ぶために在日中。
演奏を聞かせてもらいながら。果たして・・OKが出たとしても・・・魅力的に撮れる角度があるんだろうかとぐるっと見て回ります。

私どんな音楽が好きなのかと聞いてくれるので「クラシックとそれからジャズかな・・・。」
で、「ジャズを弾こうかな。曲名は?」というのですが、それがとっさに出てこない。というかそういう聞き方をしていないのですね、私の場合。みんなBGMですから。
この日、ふと景色を撮ることになるかもしれないなあなんて思って家を出たものですから、全然自信のないレンズなんです。
撮影のチャンスをもらった時に「ウデ」の方はともかくとして、せめて今私がこのレンズならというレンズで撮らないと後悔するなあといつも思ってはいるんですが。
この人の演奏に乗って、この人の体の動き、表情の変化を追っていくと、いい瞬間が何度も訪れます。
それが、これがどう写るだろう、写らないだろうかなどという気持ちがそこに挟まると、やはりいいものは撮れませんね。
機材やレンズがどうでもいいという訳にはいかないという一面です。
被写体、レンズ、ファインダーの間に「歯にモノが挟まったような」感覚があるのはいけません。

この人は既に7年も看護師としてのキャリアを持っているそうです。
その看護士がなぜ日本語を学ぶ気になったのか、そういう点までは話すことができませんでした。
私が撮った写真はブログやFBに投稿することになると説明したのですが「うん、写真を撮るのは『面白い』」と言っていました。
この人のこの人に日本語の中で、この場合の「面白い」というのはどういう含意なのか今一つ私にはわかりませんでしたが、メールの中でもそいう書き方をされていましたね。

このところ外国の方とメールやFBのメッセンジャーでやり取りする機会が増えているんですが、私は英語の力がまるでありませんので、Google翻訳を使うのですが、・・・・ひところに比べて格段に翻訳精度が上がっているとはいえ・・・・どんな日本語を入力すればより素直な簡明な英語になるかということはなかなか難しいのです。
逆に相手が英語とかそれ以外の言語を日本語に翻訳して送ってくると「う~む、これはどう読み取ってあげたらいいのか。何故ここでこんな単語がや表現が出てくるのだろう。」ということがままあります。
・・・・・・・・まあFBの「詐欺集団の粗製乱造日本語は独特な間違いや『外国人らしい』たどたどしさを薬味に使っているようですが。・・・・

先日はある女性が…なかなかの美人さん(の写真が添付されていましたが)ですが・・・・「あなたはプロの写真家ですか?」と書いてきました。
それで家写真撮影を楽しんでいるだけで、職業写真家ではないですよと返事をしましたら「でも写真はプロですね。私はグラビアモデルをしていましたが年齢があがって」モデルとしての仕事がなくなりましたと書いていました。
この世界どこまで本当なのかわかりませんが。
- 2023/05/28(日) 00:00:04|
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