先月、まだとても寒い時期で冷たい風も吹いていて・・・。
「スミマセン 働く人の写真を撮っているんですが、撮らせてもらえませんか?」とカメラも持っていないのに。

買い物に来たCO-OPの建物の前でテントを張って刃物研ぎをしていました。
「いやあ、撮られるのはあまりね。 まあでもいいよ。いいけど今日は寒くて手も動きにくいし・・調子よくないから次回にしてくれる?」
それで次回の出店日のメモをいただいて「撮影予約」が決まりました!
こんなケースはごくごく稀ですね。
で、およそ一か月後。

「来ましたよ。お願いできますか。」と。
呆れたねと思われたかどうかわかりませんが、この日は天候がましで日向はそれなりに暖かい春の日でしたが、ここはまともに日陰。
首の周りをがっちり保温。

お客さんが来られた時には、私はここを離れます。
そして建物の陰から出て日向ぼっこで体を暖めます。
たらい?の水にはヒーターが入れられていていくらかは温度を上げているようでした。
でもふきっさらしに手をさらせば冷たいですよね。

研いでいる時には砥石と刃物とが、いわば擦られているわけですから、音がするわけでしょうが、それが何か柔らかいものに包まれたように「ぬー、ぬー」と・・・ちょっと表現が適切じゃないんですが、「ぬ」という柔らかい感触になって耳に届くような届かないような。
それが何だか心地いいです。

私も、たま~には家の包丁を研ぐのです。自分で研ぐと何故か切れ味を試したくなって切らなくていいニンジンやジャガイモを切ってその日はカレーになってしまったりします。
その切れ味も長続きしませんね。
- 2023/03/22(水) 00:00:02|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0