京都市内には4つの芸術大学があり、そのほかにも京都教育大に芸術のコースがあったりしますから、今の時期卒展ラッシュです。
すでに嵯峨芸術大学の卒展は終わり(せっかく京都市立美術館でやってくれていたのに、残念ながら見逃しました。)、京都芸術大(旧造形大)があって、8日からは京都市立芸大、その次が精華大です。
造形大が大学名を、大方の批判を押し切って、京都芸術大学と改めたことに釈然としない私は「瓜生山」に行くなどと言います。
さて学生には罪はないですから私は楽しみに見に行きますが、今年も各所に力作が見られました。
と、そんななかで 写真の展示のある建物に行くと・・・・。
私の一歩先にいて熱心い作品を見るこの人がいました。
ポートフォリオまで丁寧に見ています。 その恰好がとてもいいんですね。

パンツと言ったらいいんですか、ズボンというのが適当なんですか、ちょっと腰の下あたりからふくらみがあって・・・ちょっとにっかぼか的な・・・・、しかもウールの質のよさそうなものを穿いています。
上背がありますからそれで様になっています。

途中で追い越して、私は先の会場を見て戻ってきますと、まだこの部屋に一人で熱心に見ていました。
かなり写真い関心がありそうですし・・・・思い切って声をかけました。 「写真を撮らせてくれないかなあ。」
何かしているところに声をかけるとか、出品者で話しかける機会を持ちやすいとかではなくて、まるっきり何かの前提がないのに男性に声をかけることは稀です。
ちょっと驚いたようですがOKしてくれました。

それもそのはず、と言ったら侵害だといわれるかもしれませんが彼も写真を撮っている人でした。それだけではな・・・一方ですでに働いていますから・・・この大学の通信で写真の勉強をしている人だったのです。
仕事は映像関係だそうです。
ズボンもグリーン系で、上着の下に来ている服もグリーン系です。
このざっくり感もいいんですが、フランス軍のものだというこのズボンの質の良さが全体をスマートに決めています。
ザクりしても、垂れない、撚れないんですね。意識されたコーディネートです。
- 2023/02/10(金) 00:00:03|
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