新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお付き合いください。 2023年の年明けですね。(旧正月は2023年1月22日、世界にはいくつもの暦がありますから、世界中で一律に今日が「正月一日」という訳ではないということを私たちは知っておいたほうがいいと思います。)
皆様ご健勝でしょうか。
今年、初めての私の人間交差点」の図は、この人と作りました。
念頭を飾ってくれた人の中で最年少でしょうね。
「未来は青年のもの」と言いますが、この世代の人たちに私たちは「未来という時代」をちゃんと手渡せるかどうか、その責任を負をうとしているか、いささか心もとないものを感じます。
が、しかし、子供たちは子供たちの時代をこうしてすでに懸命に生きています。まぶしいですね。

付き添っておられたお母さんに「お子さんに頼んでいいでしょうか?」とお訊ねしました。
「お兄ちゃん、オジサン写真を撮って多くの人に見てもらいたいんだけど、もう一度弾いてもらえるかなあ。」
「うん。弾くよ。」
まだ譜面が読めないので「耳コピして弾いている。」んだそうです。
楽しそうでわかりやすいというような曲ではありません。が、それを丁寧に確実に弾こうと集中していますし、それを楽しんでいるところがすごい。
「おじさん、びっくりしちゃったよ。」
「うん。」

大きなレンズをつけた大きなカメラがぐっと接近しても少しも乱れません。
「聞かせてくれるかなあ。」と頼まれたので一生懸命弾いてくれている、そういう気持ちが伝わります。
かえって、オジサンちゃんと聞いてる? ちゃんと写真撮ってる?と言われそうです。僕、一生懸命弾いてるよ。

これまで3人ほど小学校中、低学年以下の子がこうしてピアノを弾く様子を撮った写真があります。
それで、今度の個展では、子供たちのゾーンを作って写真を出そうかなと思っています。
むろんこの子にも参加してもらいましょう。

そのためには弾いている姿がかわいいからちょっととて見たという軽いものではなくて、こちらも本気で撮らなくちゃいけません。
食い入るように撮ります。
見ていた中年の女性が近づいてきて「あの子のおじいちゃんですか。ずいぶん熱心に撮っていましたが・・。」と声をかけられましたが、たぶん実際のおじちゃんならこんな撮り方はしないんじゃないでしょうか。
- 2023/01/01(日) 00:00:01|
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