そもそも絵画展をしている人を対象にしているのに、カテゴリを「人物」にしてしまっているのはこの方に失礼ですよね。
でも、お許しくださいね。 率直に言って「見つけちゃった!」だったのです。
ふつうは避けるこの角度で撮れる人なんですよ。
とにかくシグマの85ミリのレンズで撮りたかったんです。
二回目はあまり時間がないとおっしゃるので、5分10分で済まそうと急ぎましたが、この方の学習力という反応力というか、それが素晴らしくて、初回とは既にずっと違った反応をしてくれます。
「モデル」をすることの表現的な楽しさも感得されているようです。 やはりデザイン、イラストをされている人らしい一面ですかね。
そういう意味でも、改めて「見つけちゃった」です。

私が三十歳前後から四十歳前後のあいだのゾーンに「モデル」をしてもらう対象を移したいなあと思っていた矢先でしたので、その意味でも「ラッキー」でした。
この黒の服もいいですよね。 ネック、袖口の形、ボタン・・・言いセンスです。デザイナーにも〇。
深い緑色系の耳飾りもまたこの黒にあっているし、この人の肌の色にもあっている。
背後に見える作品にもその色に近い色が見えますね。 マニキュアの色にも気づかれましたか。

はは、ちょっとテンション上がり過ぎですね。
気持ちを盛り上げるために、敢えてはしゃいでみました。

さて、しかし、10月11月で撮影させていただいた方たちの人数は40名でした。
個展中に「あなたの写真撮ります」に応じていただいた方を含んでいますが10月が20人ですから単純に高水準です。
複数で撮らせていただいたケースが意外に多かったからかな。
いつも「これからも見知らぬ人に会って写真撮影をお願いできるんだろうか。」と、あまり自信がないので、この数字には驚いています。

数だけではなくて、撮らせていただけるその時その時に写真の質も上げたいですね。
先日オーケストラのゲネプロの最中に撮らせてもらっている間中、これじゃダメこれじゃダメと頭の中で繰り返していました。
もっと撮りたいアングルがあるのに、そうはできない。もっと寄りたいのにそれが制限される。そういう撮影は消化不良になりますね。
その点こういう方の協力を得られるときは、少しずつ少しずついい方向に動いている手ごたえがあるので楽しいです。
一緒に写真を作らせてもらっている感覚があるとおっしゃっていただけました。
撮影でそういう感覚を持てる人とご一緒した時に、後々にも「いい感じだなあ。」と思える写真として残ります。
- 2022/12/04(日) 00:00:04|
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