もし私だったらどうだろうか。
忙しく働いた後の日曜日。秋の暖かい陽射し。窓を開ければ並木の梢が色づいてきらきら光っている。
購入したばかりの木管四重奏曲のCD。 愛用のオーディオから流れる音を楽しんでいると・・・・・。
道路を隔てた河原から金管の音が飛び込んでくる。
あるいは夜勤明けにようやく布団に入れたと思ったら・・・・。
「バカヤロー 向こうへ行っちまえー。」と叫ばないだろうか。

狭い日本に金管を響かせることのできる場所はあるんだろうか、などという問いはあまりにも極端ですが。
現実的にはなかなかアパートやマンションの部屋では吹けないし、さりとてちびっこのための講演でも無理でしょうし。

寺や神社の敷地を快く貸してくれるところがあるかどうか。
ジャンベをたたく人、篠笛を吹く人、トランペットを鳴らす人。鴨川にはたくさんいます。周囲の方々の理解によって可能になっている面は見逃せませんね。
何しろ保育園の子供たちの歓声がうるさいと、後から住まい始めた人々が騒いで保育園を追い出すような国ですから。

だから、彼らも、いろいろ配慮して場所を選びます。
ここは却って音響がいいですしね。
この橋脚二つ越えたところでは、ウクレレを、少し上流に行ったところではバイオリンにギターに・・・そのまた少し向こうでは二胡を弾く人も。

実はこのごく近くの立派なお宅からはいつも複数の楽器の音が聞こえています。誰かが練習をしているようです。学生たちかな?
という訳で、この辺りには音楽が溢れています。
もっとも、この一つ向こうの橋脚の壁はラクロスの練習場です。

トロンボーンの彼は、中高では野球に取り組みかなりの好成績だったそうですが、大学では音楽=楽器演奏に転向。ずっと楽しみにしていたんだそうです。
そういうことってありますよね。いろいろな理由で。
- 2022/11/14(月) 00:00:03|
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