昨日の写真展来場者数はあまりはっきりしません。6、7人の方が同時にいたり、一時間以上おられて話が盛り上がっているところに入場されては退出される人がいたりしてカウンターに触れない時間がかなりあったからです。それで、まあ48人にしておこうと。多分、数人はそれより多いかな。分かりませんが。 で、都合98人。「主催者発表」です。これくらいがいいんじゃないですか。
ギャラリーのスタッフの「上司」という方も見てくれて話が弾みました。「今後ともよろしくお願いします。」とお互いに話をまとめましたから(笑い)、多分、次も、その次も借りられるのかな。有難いことです。 いつものように鴨川の岸をせっせとペダルを踏んでいると・・・・。
欲笛の素晴らしい音が風に乗って聞こえます。
それで、音のする方に目をやると・・・いつものあの人です・・・というのではなくして、どうも見慣れない人なんです。

ちょっとモンゴル方面で見かけると唸帽子をかぶって黄色の服を着て。
それにしても巧みです。
この辺りでこれだけ吹ける人が二人と居るとは思えないけど、すごいなあ。
そう言えば一音一音がちょっと整ってスマートです。言えば近代的というか・・・。 う~む、だとすればやはり別人か、あのOさんとは。
そうならこれはすごい発見!

川岸の石段を下りて、少し離れたところから耳を澄ましていました。
曲も「コンドルは飛んでいく」だし。

ですが、やはりこれだけ吹ける人がそんなに多く入りはずもなく、やはりあのOさんでした。
「ご無沙汰しました。」 曲の終わりに、そう声をかけると満面の笑みを浮かべて立ち上がってこちらを向いてくれました。
それで続いて曲が流れると期待されていた周囲の数人が腰を上げて散ってしまいました。申し訳ないことをしました。

中国の草原を、大地を、大河を思い浮かべながら吹くというOさんの演奏は、深々として駘蕩として、時に激しく渦巻き、疾駆するのです。
これで・・・・というとちょっと筋が違うのですが・・・・「プロ」じゃないのです。

私が写真を撮って「中国」という空気なんか出るはずもないのですが、そうしたいなあとは思いながら撮ります。
しばらく色々な話をしたのちに「Oさん、もう一曲吹く時間はありますか?」と訊ねると
「いいですよ。どちらを向きましょうか。」と撮影のことを気にかけてくれます。
曲は、演奏会の時にいつもアンコール曲として演奏するものだそうです。 プロじゃないんですが様々な機縁で招かれて演奏することは度々あるんです。
皆さんよくご存じの左利きの料理研究家とも親交があるんだそうで、その人のお母様の料亭に招かれて演奏したりしたそうです。
この石段のそこに腰かけて聴いていたのが縁でした、と。
まあ、誰が聞いたって「普通じゃない」と思いますもんね。
- 2022/11/10(木) 00:00:01|
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