
この日も「秋の好天」でした。
出かけるときの服装に困ります。暖かそうだし、でも帰るころはどうだろう・・と。
ある写真展を見に行こうと思って出かけたのですが、別の写真展会場から出た時に「はて、ギャラリーはどこだったかなあ。今まで一度も行ったことがない会場だったはずだったけど・・・あれ?!DMがない。机の上に出したままだったのか。」

という訳で、おぼろげながら記憶していた地図を辿って探したのですがとんでもなく見当違いで・・・・。
まあ、明日があるさ・・という訳で・・・・。
こんなことをし続けている情けない人生です。

そんな気持ちを慰めてくれたのがこの人の演奏。
クラシックの曲です。
鴨川でギターを弾く人は少なくないのですが、jazzとかポピュラーな曲だとかが多く、クラシックの曲目はほとんど耳にしません。
大学のオケの人たちはクラシックの練習をしていますが、金管木管などはあっても、ギターはないですね。

優しいタッチで柔らかい音です。曲想も穏やかで繊細で知的です。
秋の陽射しの中で耳を傾けると、とても気持ちが落ち着きます。
初め、背後で聴いていましたが、前のベンチが空いたので、そこに腰を下ろしました。

「日本語を話せますか?」と聞くと指二本を細く伸ばして「少しだけなら・・」と言いますが、きれいな発音です。
日本語を学びに留学に来ていることが後でわかりました。
ですから、英語で話すより、「日本語で話してみたい。」と。

私が撮り始めると、ほんの少し間をおいて、背後から声がします。
若者が「撮っているところを撮っていいですか?」と。
無論私に否やはないわけで、ギター青年も了解してくれましたから、「オッと 僕のカメラのストラップが外れてしまっていてかっこ悪いから、少し時間をもらえるかな。」
で、ストラップを取り付ける作業をもたもたしていると・・。
- 2022/10/31(月) 00:00:02|
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