話を伺っているうちに学生が数人入ってきました。
マスクをしているこの方が、若く見えていましたので、後輩かなと思いましたら、そうではなくて先生と学生の関係なんだという事でした。
いや、これは失礼しました。

ここに来る前に寺町道理の数件のギャラリーでプロ、アマの作品を見てきました。
アマチュアの方は「上手な絵」を画こうと苦心されていますが、プロの作品はそれを越えたところで「表現」していますから、大いに刺激になります。
先般、あるギャラリーのオーナーさんが「高校生の撮った写真の方が年配の人たちの長年撮ってきて上手な写真展の作品よりずっと魅力的だ。」と、写真を撮っている、年配のこの私を前に、ちょっと言いにくそうに、おっしゃっていました。
私は全く同感ですから、何ら不快にも・・・ただ残念には思いますが・・・感じません。
高校生の撮る写真には、アマチュアの「上手に」という気持ちを越えたものがたっぷり含まれていますからね。

すべての作品について丁寧にお話をしてくれました。
(私が)「暇人である」ということの有難い点です。
まあ、そのために収入の乏しい、「健康で文化的な
最低限度の生活を選択したのですから。
そうそう、こんなことがありました。
11月の写真展の宣伝用はがきをギャラリーの方が骨を折って関西数十のギャラリーに送付してくれました。
私が持ち込んだギャラリーもありますが、そこではすでにハガキは皆、持ち帰っていただけました。
「え、こんなギャラリーにも置かせてもらっているの?!」と面映ゆく感じたり、まだこんなに残っているのか、勿体ないから回収して他に回したいなあと思ったり・・・・こんな思いは、不遜にも個展などをしてみないと味わえない感覚ですね。そのために分不相応なお金をの使い方をしているようなものだなあと思ったりもするんです。
マスクの下から現れたお顔は・・・・。
成程!て思いましたね。
あのジーンズのパッチワークで、青春期の叙情を見事に描いた作品を制作されていたのはこの人だったのか・・・・。

写真展のハガキをお渡しするのを忘れてしまいました。
- 2022/10/28(金) 00:00:03|
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