
帯の太鼓の部分に絵を描かれています。
背後にかけて歩黒の帯はも服用のものだそうです。
「最近は喪服も着ないことが多いので、ほとんどがタンスに眠っている。それにちょっとひと工夫すれば、感じの良いお出かけ用の着物になる。女子会なんかにいいんじゃないかな。」

歌舞伎を見に行くなら、ちょっと、歌舞伎に関した絵を入れて着る。
靴にだって、草履にだってオシャレな絵を入れれば、面白いものになる・・・・そんな感じでこれまでの絵の腕を大いに活用されているようです。

江戸時代に贅沢禁止令が出ると、江戸の富裕な町人たちは裏地に懲りました。そこに様々な絵柄を忍ばせて粋なオシャレを楽しんだのです。
そういう隠されたオシャレもまたいいものです。

女性も着物の裾の裏にちょっとした花や季節の小物を書いておけば、ちょっとした裾さばきで「おや、それはなかなか粋ですね。」ということになりますね。
これ見よがしのものじゃなくて・・・。 だから褒める人も、大げさに褒めないで、誉め方にも粋さが必要ですね。

男の人にもオシャレを若手てょしいなあとおっしゃっていました。
私の目から見れば最近は比較的高齢の、つまり私たち世代もなかなかのオシャレですけど。
それで、私はいつも妻にもう少し何とかして行けばなんて言われてしまいます。

この活動をしていて、やはり服装はちゃんとした方がいいなあとは思いますね。
でも私の実際は、商店のカラス窓や鏡の中に自分を見つけて、我ながらもう少し何とかしないとなあ・・・・と。

たまたまこの日は、珍しくもピンクの服を着ていましたので、なんとか合格をいただきましたが・・・アベレージは、当然「不可」。留年でしょうねぇ。
- 2022/10/08(土) 00:00:03|
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