比叡山の山頂に雨が降っていて、その雨を降らせている雲が東山に沿って南に流れるとしたら・・・。
自転車のハンドルを東にきっちゃまずいわけで・・・・、頭はそう言っているのになぜか体は、東山にある法然院を目指すのでした。
オイオイ何してるんだよ。 しかも今日はD850にシグマの85ミリだから、雨に降られたくないよと体に言い聞かせているのに。

神宮道の京都写真美術館へ。
京都市の北野方面にある「朽木」の自然を撮った写真展がありました。
それを見せていただいて神宮道に出てくると一人の女性が、入り口の看板を見ていました。
それで、「どうぞお入りください」とジェスチャーで。「私はこの写真展の作者ではありませんが、いい写真でしたから、どうぞ・・・。」

聞くと東京からおいでで、今、京都市立美術館で開催されている「アンディー・ウォーホル展」を見に来たんだそうです。「東京ではやらないので・・。」
なんとウォーホルを見に東京から!! そしてその途中で写真展にはいろうとする人。
いいじゃないですか。

聞くと「美術史」を学んでいるんだそうで。 いいねいいね、実にいいね。
こりゃ撮らせてもらうほかないなあ。 と、そこでこういう風に意識変換してしまうのが私のf(x)です。
4年生だそうです。同じ日に東西の4年生と4回生に撮らせてもらうことになるとは。
そしてこの人が記念すべき2001人目の人です。
・・・・あの惨めな暗黒の4回生から人生をやり直せという暗示なんでしょうかね。・・・・

写真美術館にはいるのを後回しにして、市立美術館に入るのをちょっと送らせてもらってと、ずいぶん厚かましいお願いを聞いてくれました。

美術史と言えば、最近「山田五郎 オトナの教養講座」が有名ですね。
教養講座としてはとてもいいですね。楽しく見せていただいています。 でも専門的な美術史ともなれば、・・・時々読んでいた美術史、芸術史の書物は大概肝心の視点が抜けているものが多くて、隔靴掻痒だなあということが多かったですね。

この人にマッチした背景は・・・と考えて、とっさにこの図書館前に来ました。
- 2022/10/02(日) 00:00:02|
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