寺町三条を一筋西に行くと「御幸町通」があります。
その東南の角に「1928ビル」という建物があります。
ウキぺデイアには「京都市中京区にあるアール・デコ風、鉄筋コンクリート構造3階建ての建造物。1928年竣工。設計は武田五一、施工は大林組。京都市登録有形文化財第2号(1983年6月1日登録)。武田による代表的な建築設計作品のひとつとされている。 当初は、大阪毎日新聞社京都支局・・」と紹介されています。
このギャラリーで個展やグループ展をやるのは一つのステータスでしょうかね。

そこで、湯澤洋という中国人留学生の写真展がありました。
この人自身が京都で学ぶ留学生ですが、全国に散在する10万人とも言われる中国人留学生の今日を写真で表現しています。
本人を正面から撮った大判の写真。
マンション、アパートの部屋の中を俯瞰して撮った写真。 そして面白いのが冷蔵庫の中をそのまま撮った写真。
衣食と本人を撮って、まさに中国人留学生の今の断面を示しています。
いい企画だと思いましたし、写真撮影の腕前もかなり高いです。

写真の作家的なプロになる人だと思います。
これらの内容で、既に見事な写真集を作っていました。

私自身が10年前に関わった留学生事情とも、その意識や現実生活はだいぶん変化しているようです。
中国の人口は日本の10倍ですから、日本でいえば1万人がある国に留学に行っているという事ですね。
私は東アジアの参加国が、つまり、日本、中国、韓国・朝鮮が平和共存することを実現するしか、世界の安定も我が国の成長、発展もないと考えていますので、中国、韓国「から」、「へ」の留学はますます増えてほしいと願っています。
嫌中、嫌韓など日本が自らの末来を自ら塞ぐようなもので、愚かの極みだと思っています。

昔、中国には4億の民が住むと言いましたが、今は14億です。
14億の個性がいます。それをひとくくりに「中国人は」などという人は中国を知らない人です。
実際、日本への留学を経験した私の若い中国人の友人たちやこの湯君と話すだけでもそれが分かるというものです。
代書屋 「生年月日を言ってくれますか?」
客 「セイネンガッピ」
代書屋 「いやそうでなくて生年(せ い ね ん)月日( が っ ぴ)を言ってください」
客 「セ イ ネ ン ガ ッ ピ !」
代書屋 「『生年月日』と言ってくれというのではなくて、分からん人やなあ。
生まれた時のことです。」
客 「いやあ、覚えてないなあ。その時のことは。まだ小さかったしなあ。」
代書屋 「・・・・。何時お生まれになったという事ですよ。何月何日に生まれたと。」
客 「あ、そういう事ですか。1月1日です。それは、よ~覚えてます。太閤さんとお
んなじ日やって 」
こちらは権威ある国権の最高機関たる国会でのお話。
岸田首相 「丁寧な説明を申し上げたいと思います。」
野党議員 「それでは質問いたします。突然、浮上した安倍晋三氏の国葬に関してですが、
国葬についての法的根拠はあるのですか。・・・・のは何故ですか?」
岸田首相 「はい、て い ね い な せ つ め い を 申し上げます。」
野党議員 「いや、それでは、先日の記者会見の時の内容と少しも違わないじゃないですか。
もっと具体的な法的な裏付けを示して説明してください。」
岸田首相 「ですから、私共自民党政府としましては国民の皆様にご理解いただけますよう
に、これまでとおなじく、これからも何度でも
『て い ね い な せ つ め い 』
をさせていただく所存でございます。
決して荒々しい言葉遣いをしたり、回答を拒否するようなことではなくて、できる
限り『 て い ね な せ つ め い』をいたしていきたいと、かように考えておる次第です。
どうでしょうか国民の皆様。 私共がいかに国民の皆様にたいしまして、すでに十分に「ていねい(・ ・ ・ ・)にご説明申しあげているということをご理解いただけたかと思います。
よって、既に丁寧な説明も丁寧に十分にさせていただきましたので、国会に提案し、採決をいただくようご面倒は必要ないかと思いますので閣議通り、粛々と実行させていただきたいと思います。異常。もとい。 以上!」
- 2022/09/09(金) 00:00:03|
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