「西陣織 紋意匠」と検索すると「西陣で「紋意匠」の仕事を手掛ける、アトリエいがらし 紋意匠士の五十嵐亜紀さんに教えていただきました。五十嵐さんは平成14年に伝統工芸士の認定を受けておられます。」と説明が出てきます。
今日の写真の方が、その五十嵐さん。

「紋意匠」って何?にお答えするのはなかなか難しいのです。ぜひ「西陣織 紋意匠」と検索してみてください。分かりやすく説毎されています。
ジャガートで織る西陣織の設計図です。

以前にも撮らせていただいたことがあるかたかなあと近づいたのですが、マスクが邪魔して確信が持てず。
すると、「確か え~ そう・・・、蒼樹さんですよね。」と。
「えっ?! そうですが分かりますか?」
「声を聞いて蒼樹さんだと・・・。」
どうも私の声を聞くと判別がつくんだそうです。 他の人にも言われることがありましたが、そんな特異な声をしてますかね。
マイク+アンプ+スピーカーを通すと誰がしゃべっているかすぐにわかるといわれていましたが・・・。

写真を見て、これは「蒼樹」のものだと、すぐわかるような写真にはなりそうもありませんね。

西陣織も、友禅染も業界としてはもう消滅目前です。もっとも完全に姿を消すことはないでしょうが、産業としてやっていけるかどうか。
そもそも職人さんが決定的に減少して危険水域を越えてしまっています。
この業界が(も)こうした事態になった原因の一つは女性の力を軽視し尊重しなかったからだと思います。
確かに糸偏産業では女性の労働力が大きな要素で欠くことのできない技能も担ってきました。
けれど産業の動向を決定する重油な役割、デザインなどの決定権を女性に開放してこなかったこと、登用してこなかったことが、この業界のポテンシャルを開放できなかったことと同義だったように思います。

消費者の圧倒的多数が女性になっていたのに、業界は男性優位、中心であり続けた。
この惰性から抜け出ようともしないし、むしろそれを抑圧してきた。
今になって気づいても、それはもう遅いという感じです。

天気は、日本国憲法の制定時にあったと思いますが、その後の高度経済成長やバブル景気に有頂天になって業界の革新をしてこなかったことが悔やまれます。
従来の態勢でやれるという惰性ですね。男性の特権に胡坐をかいてきた付けです。

女性の労働を搾取してきたという構造もまた問題だったでしょう。
女性は労働に相応しい処遇を受けてこなかった。それは業界でも職人の家庭でもです。
今日統一協会と保守政治との癒着が問題となっていますが、そのカギが「反共≒反自由、反民主、反人権」と封建的家父長制の温存・復権問題です。
それが日本のあちこちで手かせ足かせになって、ことにこうした伝統産業を衰退させ、革新の火を消してきたのだと私は思っています。
今日シェアさせていただいた記事について、いつ書こう、いつ書こうと思いつつ裏をとりにくいので逡巡していましたが、やっぱり・・・という事でした。
商業誌の多くは、先の安倍氏殺害事件とかぶせるようにして「選挙妨害」「暴力行為」的な書き方でした。
沖縄選出で沖縄の現状を自身の立場からも、反対する立場にたいして・・・共感ではない、客観的な・・・理解を持たなければいけない国会議員である「元人気グループのSPEEDから政治家に転身した自民党の今井絵理子参院議員が27日、自身のツイッターを更新。暴力によるテロ行為には屈しない強い決意を明かした。
「うるま市にて #さきま淳 沖縄県知事候補の街頭活動。これから沖縄市へ。昨日の事件があったけど、私たちは沖縄の未来のために逃げない。負けない。屈しない。暴力では何も解決しない」などと発言している。
立場・意見はいろいろあっていいが同じ沖縄県民として、宮城秋乃氏の行為を「暴力によるテロ行為」だとして、それには「屈しない」などと愚かな発言をする人が国会にいることに暗澹とする。宮城氏が沙知事候補を傷つけようとして投げたのか、「古い銃弾のようなもの」が「銃弾」であるかどうか、またその古い銃弾の由来がなんであるのか検証もしないマスコミの怠惰さには呆れ果てる。(石を投げたって腐った卵を投げたっていいはずなのになぜ「古い銃弾(薬莢とも)」を投げたのか、その異常に気づかないなら記者を、編集者を止めろと言いたい。分かっていて書かないのなら、それはそれでマスコミとしての資格が問われねばならない。
米軍は不発弾などを含めて不法投棄して住民の暮らしの脅威となっているのは現にある事実だ。それを米軍の責任において撤去せよという要求、そして米軍の頬かむりを日本政府が地位協定の拡大解釈で放置し、ならば日本政府が責任を持てという地元住民の声を無視し続けてきていることが、わがことのように悔しく思えない人物を国会議員とする政党や県民は一体何者なんだろうと思う。
マスコミも、その肝心のところ敢えて避けて報じることでミスリードすることが常になっている。
- 2022/08/30(火) 00:00:05|
- 工芸
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